yamashina shigeru

2022年9月28日3 分

企業文化とは

一期一会に生き、新たな文化を創るクリニック Vol1

在宅医療を行い地域医療に貢献することも開院した理由の1つだと語る、石川県野々市市にある、なかざわ腎泌尿器科クリニックの中澤院長との名刺づくり。

専門分野を通じて、地域創生、人材育成、在宅医療を考えます。

▼なかざわ腎泌尿器科クリニック

https://www.nakazawa-cl.jp/

企業文化について

本「WHO YOU ARE」に、企業文化についてすごく興味深い内容が書かれてある。

その一つが、企業文化の定義だ。

スタッフが誰も見てない時に、どうするのかを決めるときの判断基準が文化である。

つまり、指示する人がいるから、ルールだから、ということではなく、その文化圏にいることで、無意識のうちに判断している前提条件。それが文化である。

そういった企業文化を創る方法として、ショッキングなルールをひとつ作ることだと。

ここでいうショッキングなルールと企業理念は違うのか。

企業理念というより、むしろ行動規定になるもの。

日々のリーダーの行動の積み重ねが、文化を創っていく。

ちなみに、なかざわ腎泌尿器科クリニックの理念は

1,人間的に成長できる場にしたい

2,みんなのしたいを叶えるクリニック

これは船でいう羅針盤のようなもの。

部活と同じで、よく甲子園に行く学校には羅針盤とは別に、何か特別なルールを持っている。

「WHO YOU ARE」にも同じようなことが書かれてある。

NFLの有名なチームのルールが紹介されている。

10時集合でミーティング始めるとなると、10時に集まると遅刻と判断されペナルティを課せられる。

「常に5分前行動をしろ」というルールがある。

つまり、10時からミーティングを始めると言われると、実際は9時55分からミーティングが始まるのだ。

このひとつルールを実践させることで、練習前、試合前の事前準備を怠らないという組織文化を創ることになった

これが試合で勝つチームの礎となったのだ。

仕事を成立させるのはそれほど難しいことではないが、継続させるのは難しい。

ここに「文化」を創っていくことで、継続していく力となるのかもしれない。

なかざわ腎泌尿器科クリニックの特色として。

地域」はキーワードになっている。

押しつけがましいわけではないが、線香花火の最後の灯というか、自分たちは一介の泌尿科なんだけど、在宅医療と看取るということをやっていきたいという想いがある。

それに加え、教育だ。

自分たちと関わる方をどう成長させていくのか。

スタッフの成長のために、特色ある取組みをしている同業者へ「短期インターシップ」としてスタッフを派遣するという発想も考えている。

この

1,短期インターシップという思考

2,在宅医療と最期の看取りをお手伝いしたいという想い

3,スターバックスのような雰囲気のクリニックをつくりたい

この3つに共通している想いは何か。

文化を創ることができれば、院長がいなくなっても文化は残るはず。

まさに、そういう意味では次やろうとおもっていることが、自分がいなくても回るような訪問診療の仕組みを作ること。
 
次のネクストスターを作っていきたい。

そのために、法人化をすすめている。

クリニックといえば、院長ありきで運営されることが当たり前とされている中、ネクストスターの発掘、院長がいなくても回る仕組みづくり、新たな文化の創出。

今までにない「当たり前」を創ろうとしている。

名刺に法人名をいれる前提で考えていきたい。

この法人名が、自分がやりたいことを表現できてる名前にしたい。

つづく。

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