yamashina shigeru

3月8日3 分

意気と盟友

ソース原理についてVOL4

行動科学研究所所長、岩田洋治さんと、ソース原理について対話させていただきました。

▼行動科学研究所

個人と組織のエンパワーメントをサポートする。

https://www.e-ibs.co.jp/

(岩田)

山科さんから、「ど真ん中名刺をつくる中で、サラリーマンの方が途中で自分のど真ん中が分からなくなる」という課題のお話がありました。

それは一体、どういうことなのか。

それは、コールとイニシアチブで動いていないからなのではないか。

自分のコールがわからなくなるから、ど真ん中名刺がつくれない。

でも、それはなぜかというと、その人だけに問題があるわけではない。

その人が属している「クリエイティブ・フィールド」がそれを求めていないから。

(山科)

まさにその通りだと思う。

(岩田)

このクリエイティブ・フィールドという単語は、見事に名前をつけたなと思う。

日本語だと、「意気に感じて」という表現がある。

「この人の意気に感じて…。」

(意気に感じる…人のやる気や熱意に触発されて、こちらもその気持ちや気配に同調するの意)

これは、ソースが生み出すクリエイティブ・フィールドを感じているんです。

「意」とは、こんなことやりたいというビジョンです。

「気」とは、エネルギーです。

ビジョンとエネルギーに触発されて、「自分もこういうことやってみようかな」と思い、動く。

この舞台(クリエイティブ・フィールド)の中で、「こういうことをするといいのではないか」と動き始めるのが、サブソースである。

また、「意」としてのビジョンは、ソースから生まれているようで、実はソースのビジョンでもない。

ソースを通って、出てくるビジョン。

ソースも、見ている先がある。

それをみんなも見ている。

ただソースが一番見える人、聴こえる人、聴く人。

「自分にはこんなふうに聴こえているんだけど、どう思う?」

「言われてみれば、そうだな」

と、意気に感じて動き始める。

もうひとつ。

ソース原理が考えるヒエラルキーについて。

みんなフラットな組織を作りたいというが、ソース原理はある種のヒエラルキーなんだと。

ソースとサブソースもある意味ヒエラルキーの関係。

ヒエラルキーの語源は、「聖なる秩序」という意味。

たとえば、水星、金星、地球は、順序を維持し、常に保たれた軌道を動いている。

ここにある種の秩序というものが存在する。

自然の中にある秩序が阻害されずに流れつづいていく。

そこにはヒエラルキーがある、ただそれだけのこと

ソースは、一番聴く人

サブソースは、日本語の翻訳として「盟友」と訳される。

ソースからみたら、サブソースは盟友。

ただ、盟友という日本語を使うのであれば、サブソースからソースをみても盟友である。

お互いが盟友関係である。

損得関係ではなく、一緒に繋がっていく。

そうなると、ヒエラルキーがありながらも、相対的である

つづく。

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