ど真ん中名刺の先へ。
ど真ん中経営
ど真ん中名刺の製作依頼のほとんどは、起業家やフリーランスで活躍する方であり、社員といった組織で働く方がど真ん中名刺を依頼されることは稀です。
確かに組織で働く方が、ど真ん中名刺を作るとなると目に見えざる壁が立ちはだかる可能性は想像できる。本気でど真ん中を生きようとしたとき、組織としての自分と個としての自分で迷うことでしょう。
ではこれからの時代はどうか。
企業の価値を高めることと、持続可能な社会を目指すことは一致し始めた。
個の幸せの追求と、組織の業績の向上も一致し始めた。
であるならば、組織として成立しつつ、各々がど真ん中名刺をもつ。組織×個。それが可能なのではないか。
まさに、ど真ん中経営と表現したい。
日本発!モデル
ど真ん中経営。
東洋と西洋、仕事と遊び、個と組織、幸福と業績、競争とサステナブル…、対立物の相互浸透が起きつつある時代の流れと、異なるものを和合させることで成長してきた日本にとって、ど真ん中経営は新しい日本発のビジネスモデルとして世界を引率できるのではないか。
組織の中心的メンバー全てが、自分にとってのど真ん中名刺を持ち、個としても、組織としても矛盾なく共に活躍する。
そういった組織を100組作れないか。それが可能となる社会になるためにできることで貢献できればと思っている。
老後を死語に
老後とは、「仕事をリタイアした後の余生のこと」を指すとも言える。
ど真ん中を仕事として生きる選択をした人にとって、仕事とは、命ある限りやり続けたいことであり、生きると仕事に境界線は存在しなくなるはずだ。
多様な価値、多様な生き方を否定するつまりは全くない。
だとしても、自分のスキルを提供しながら社会貢献でき、かつ、自分自身もワクワクする仕事。
そのどこにやめる必要があろうか。
そういった価値が広がれば、「老後」を死語とすることもできるのではないか。
また、「仕事」という言葉が必要なのは、生活の中にある「仕事の時間」と「仕事以外の時間」を分けて分類するためのニュアンスが含まれている。またお金を計算するために「仕事」という用語が必要なのかもしれない。
であれば「老後」同様に、ど真ん中を生きることが当たり前の世にとって、「仕事」という言葉も必要ではなくなるのではないか。
生きることも仕事をすることは、なんら変わりはないのだから。
世のため人のために命を削ることも、プロアマ問わずスポーツに没頭することも、家に引きこもることも、子どものために全力でサポートすることも、働かないという選択も、一切がその人にとっての仕事であり、ど真ん中であるという生き方を許容できる社会を目指したい。
志の地産地消
ど真ん中名刺の価値を広めているヤマシナ印刷は、富山県にある。
先用後利のビジネスマインド、高低差4000mの豊かな自然、信仰と芸術の土徳の里、独立心の強い歴史がある越の国。
そういった風土のある富山県は、衣食住の地産地消、エネルギーの地産地消が可能な資源を有している。
そして、もうひとつ。「志の地産地消」を可能とする人のつながりも広がり始めている。
この富山県こそ、日本の中で最もど真ん中を生きる仲間を輩出しやすい土壌なのではないか。
そのために「志の地産地消」という価値と、そのサポートをしていくことは、軽印刷の本来の役割に当てはまる。
個や地域に寄り添って、想いをカタチにするためのコミュニケーションツールを提供してきた軽印刷の歴史を考えると、これからの時代にとって大いなる役割があるはずだ。
「ヤマシナ印刷は全力で軽印刷である」ということを誇りに、歩んでいきたい。