素直な心になるために
松下幸之助
第2章 素直な心の効用10か条
「つつしむ」 素直な心になれば、自分の立場をわきまえて、つねにつつしむという見解もうまれてくる
ここでは、「立場」と「つつしむ」の二つの関係性を伝えている。
立場は、社会の中での人と人との関係性でしかないのかもしれないが、それも踏まえて素直に受け入れる。
その上で、だからこそ自分はどういう態度を大切にすべきか、それを考え行動することが、「つつしむ」ということに繋がってくるのだろう。
ただし、人は立場が上がるほど、慎むということが厳しくなってくるはずだ。
お金も名誉も人並み以上に手に入り、自分の意見のとおりに人が動くようになってくる。
そのときにこそ、「つつしむ」という態度をとれるかどうか。
だからこそ、生涯学ぶ姿勢を貫くことは、人間社会の中ではとても重要になってくるのだろう。
自分はどうであるか。
ここを常に考えていかなければならない。
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