素直な心になるために
松下幸之助
第1章 素直な心の内容10か条
「広い愛の心」 素直な心というものは、人間が本来備えている広い愛の心、慈悲の心を十二分に発揮させる心である
人は、誰かが困っていたのなら、必ず助けてあげたいと思うものである。
でも、現実社会ではそうはいかない。
なぜそうなるのか。
そこに、何かにとらわれた心があるからだと。
私はこれが一番大切だ。
私はこれは譲れない。
これを取られたら、私ではなくなる。
広い愛の心と、信念や理想といったものは両立するものなのだろうか。
素直な心であればこそ、根源的な愛の力に気づく。
人間として生まれて。
であるからこそ、広い愛の心と自分の思念、ここをどう両立させていくのか。
または、両立という言葉自体が、違うのかもしれない。
これは、ひとつの疑問だ。
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