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臆病者

葉隠


役儀をあぶなきと思ふは すくたれ者なり。 その事にて仕損ずるは 定まりたる事なり。 外の事、私の事にて 仕損ずるこそ 恥にてもあるべし。 無調法にて 何と相勤むべきやとの心づかひはあるべき事なり。


(現代略) 大事な役目で失敗したらどうしようかなどと、自分の保身を思い、危ぶむ者は臆病者である。 その役目に携わる身であれば、その役目で失敗する事があるのは当然の事だ。 役目以外の事や私事で失敗する事こそ恥である。 役目の上での失敗を危ぶむのではなく、自分は力不足であるため、どうすればきちんと務められるだろうか、という謙虚な心づかいはあってよい事だ。




いや。

めちゃくちゃいい言葉ですね。 結構この逆をしそうじゃないですか? ぼくもそうかもしれません。


つまり、 自分のなすべき事やど真ん中の活動に関しては、大事な役目なのだからと失敗しないように慎重に行う。

それに比べると、プライベートなことや家族のこと、自分の役割以外の仕事のことなら、まあ少しは失敗しても大丈夫だろう、それは仕方がないじゃないか。


そんなふうに思ってしまうのではないか。


でもそれが逆だと。 覚悟を決めた役割こそ、失敗は恐れるな。

なんのための覚悟なんだと。



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