無賃飲食
マネーバイアス ピーター・カーニック 著 11番目の嘘 国の健康状態はGDPなどで正確に測ることができる ここは、 お金の尺度が人間の幸せの尺度にすり替わっている という深い問題を突いている。 GDPが高くても、人々が幸せとは限らない。 GDPとは、「一定期間内に国内で生み出されたモノやサービスの総額」をお金で表したもの。 なぜ嘘なのか。 これは実例を挙げればわかりやすい。 戦争や災害で復興需要が高まる → GDPは上がる 過労やストレスで医療費が増える → GDPは上がる 森林を伐採して資源を売る → GDPは上がる 子育てや介護など → GDPで測定不能 無償の愛の労働 → GDPで測定不能 友人との支え合いや地域の助け合い → GDPで測定不能 自然の恵み、環境の豊かさ → GDPで測定不能 そもそも経済活動とは何か。 一般的な定義では、「人々が欲望を満たそうと、有限である資源を用いて財やサービスを生産し、市場取引で分配され、消費する活動」。 もっとざっくりというなら「お金を介して欲しいものをやりとりする活動」となる。 この定義を「...
「お金」から「存在」へ
マネーバイアス ピーター・カーニック 著 10番目の嘘 お金は、ゴールド(金)などによって価値を裏付けられている 全力でAI様の言葉を借用させていただきます。 金本位制の時代では、「金庫にある金(ゴールド)」の量しか、お金を発行できません。...
お金と「Being」の関係
マネーバイアス ピーター・カーニック 著 8番目の嘘 お金は政府や中央銀行が作っている 実は今手元に「マネー・バイアス」の本がなく、記憶のある内容で感想をまとめたい。 まず、「お金は政府や中央銀行が作っている」という言葉に含まれている感情に近い意味を考えると。...
慈悲
マネーバイアス ピーター・カーニック 著 7番目の嘘 お金があれば安心だ 今回の箇所の内容とブログの内容がずれるかもしれないが、本書にある言葉と最近興味を抱いた言葉が、なんとなくつながっているように感じた。 脱線する内容になるのだけど、書き残したい。...
無条件の存在
マネーバイアス ピーター・カーニック 著 6番目の嘘 私が存在しているのはお金のおかげだ タイトルだけを読むと、当たり前なんじゃないかと思える。 むしろ、「私が存在しているのはお金のおかげだ」と思っている人は、ほとんどいないんじゃないか。...
抱きしめてくれるおじいちゃんおばあちゃん
マネーバイアス ピーター・カーニック 著 4番目の嘘 幸せになるには、最低限のお金が必要だ 前半では、「ピーターの法則」と「バーの法則」の紹介がある。 ピーターの法則 とは ①ピラミッド型の組織では、優秀な人は昇進する。...
貧乏人は誰か
マネーバイアス ピーター・カーニック 著 2番目の嘘 お金はパワーだ 最初に大切な問いかけがある。 あなたが最も深い創造性や活力、インスピレーションを感じていたのは、そこにお金がたくさんあったからですか?そして逆に力を感じられなかったのは、お金が少なかったからですか?...
信用創造
マネーバイアス ピーター・カーニック 著 1番目の嘘 銀行は利ざやでたくさん稼いでいる ある不思議な話があります。 黒海沿岸の、すっかり寂れた小さな町。 人々は借金を抱え、生活は苦しい。 そこへある日、一人の旅人が訪れます。...

