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師と支え

  • 執筆者の写真: yamashina shigeru
    yamashina shigeru
  • 2020年4月16日
  • 読了時間: 3分

いま、ど真ん中名刺ワークショップのオンライン版の教材を製作している。

その製作過程の中で、参加者への質問に自分も答えてみた。


1、あなたにとって師は?

ぼくにとっての師は、会社の社長でもある父です。

父は、正規の仕事時間以外にプライベートも含め、どれほど働いているのかを知っている。ここでいう働くとは、いろんな意味が含まれている。

そんな姿を子どものころに見て育ち、大人になり、今、同じ職場で働いている。

そのときに、どれだけ言葉を尽くしても、伝えられない働く姿から感じること。

その影響力は、もしかしたら、子どもだからそう感じるだけかもしれないが、その大きさを感じる。

そして、変な話だけど、素直に師は父だなとパッと頭に受かんでしまう「何か」をいただいている。

その「何か」ほど、今の世の中に大切なことなんじゃないかと感じている。



2、あなたは、何によって支えられていますか。


最初浮かんだのは 妻、こどもたちだ。

次に浮かんだのが、自分の信念。

ただ、時間を置いて考えると、似て非なるイメージが湧いてきました。

それはやっぱり家族なのだが、妻やこどもたちではなく、父と母の姿だった。

いまここで生きていることができてること。

その感謝の気持ちがじわじわと湧いてきた。

そして、時間を置く前に最初に浮かんだ信念も、結局は自分を育んでくれた両親からの影響が絶大だということ。

だからこそか、わかりませんが、そのことを想うと不思議と力がみなぎる。

そのみなぎってくる力が、子ども達に影響を与えることができる。

そしてそれが、また子どもたちから自分へと戻ってくるのだ。

その輪の中にいるということ。

上や下ではなく、つつまれている感覚が生まれた。



3、自己紹介


10年少し前から、実家である印刷会社の仕事を手伝っている。

手伝い始めたきかっけは、当時、妻の気持ちを理解できる度量がなくバラバラになりかけ、一度立て直すために当時勤めてた会社を辞めて無職となり…、さあどうするという状況の中、ひょっとして実家の仕事とか手伝えないだろうかと、そんな甘えの気持ちからだった。

しかし、実家の印刷会社の蓋を開けてみると、赤字続きの状態。

もう倒産しようという話し合いをした。

それでも父は「ひとりでもお客様がいる限り続ける」とぼくら(姉たち)の前で宣言したのだ。

その言葉を聞いた時にスイッチが入った。

父のその一言に、賭けてみよう。

それが動機になる。


では、どうなることが安心なのか。

普通に考えると会社の存続ということになるのだが、あまりそこに「安心」という言葉が似合わない。

実は息子は今年高校受験だった。

小学1年から中学3年まで剣道をやり続けた。

そして、剣道の強い高校を志望した。

しかし、受験二日前に、高校に進学しないと決断した。

その決断後の晴れやかな息子の姿!


父は、会社を続けるということは、その重責が我が子にのしかかること、険しい道でしかないということを知りつつ宣言したはずだ。

その宣言の中に、安心という表現が正解かどうか分からないが、それに近い感情があったのではないか。

その安心感に触れて、ぼくはよし手伝おうと思えた気がする。


妻に「あなたは家族とは何かを学ぶために今生があるのよ」と言われたことがある。

今思うのは、息子の決断と父の宣言、妻からの宿題に向き合い、自分を生ききることができた時、安心するのかもしれない。

ただ、それはこれからも少しずつ変わっていく気もしている。

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