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執筆者の写真yamashina shigeru

いい塩梅と多様性

先日、病院に併設されたカフェを訪ねた。

そこは、患者さんでもある障がいを持った方の就労訓練の場という意味もある。


そこで、お弁当づくりをしたらしく、ただ、どうしても手が不自由だったりすると、一定量のおかずをお弁当に詰める作業が難しいということだった。 結局仕方がないということで、お弁当づくりはあきらめたような話を聞かせてもらった。


現場の理想と現実の難しさを対話した記憶がある。



さて今日の午前中は、整理収納アドバイザーとして、「ラーゴム」な生活を応援する方のど真ん中名刺の打ち合わせでした。

 

その方の仕事は

ちょうどいい生き方を探すお手伝い

 

仕事の意味は

家や部屋を通じて心を整え、住まう人の自己肯定感を上げる


ど真ん中エディットワークの課題の答えとして上記のとおりだった。

 

ところで、「LAGOM(ラーゴム)」とは、スウェーデン語で、スウェーデンの文化として根付いている言葉であり、なかなか日本語に表現しずらい言葉だ。 あえて翻訳するならば、「ちょうどいい」ということ。

Not too little, not too much. Just right.

おおよそ、そんなイメージの言葉だ。

 


このラーゴムの話を聞いた時、就労訓練のカフェのことを思い出した。

実は、お弁当のおかずの量が多い少ないがあってもいいのではないか。 買うほうが、自分にとってちょうどいいと思う量のお弁当を買えばいいだけであって。


つまり、ちょうどいい文化、ちょうどいい生き方というのは、多様性の価値を認め合うことなのかもしれないと。


それぞれにとってのちょうどいいを認め合う文化。

 


私は私のために生きる。 あなたはあなたのために生きる。 そして、お互いを信じ合う。


もしそれができれば、自然とちょうどいい生き方が生まれる。


ど真ん中名刺の打ち合わせをしながら、生まれた言葉だ。

 

次回の打ち合わせで、どうなるのか?

 

名刺を作る過程の中で、多くの気づきと出逢いがある。

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