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執筆者の写真yamashina shigeru

ど真ん中名刺WS 19

更新日:2020年5月16日



ありがとうございます。

では次に進みます。


一つ目の円、mustを埋めました。

本来であれば、二つ目の円に進むことになります。


ただ、ここでもうひとつ考えていただきたいことがあります。

先ほど書いていただいた天職(仕事、職能、役割、提供できる価値…)の本当の意味はなんですか、という問いです。


理由は、そのほうがより視野が広く本質的な2番目の円が見えてくるからです。




具体例で説明します。


たとえば、ぼくの仕事は印刷会社です。

では印刷という仕事に向き合うことで見えてきたニーズは何か?

もちろん考えることはできます。


・紙の資源の問題はどうだろうか。

・少子化による売上減だけにとどまらない本質的な社会問題は?

・ほんの少し経営にデザインの視点があるだけで効率化できるのに…。


でも、そもそも印刷の本当の意味はなんだろう。

そこを考えることで、さらに深い視点が浮かんできます。


たとえば、

印刷会社に名刺を作りに来られるお客様は、実は名刺が欲しいわけではない。

そのお客様は、新しく起業したのか、何かイベントを開催するのか、何かの目的のためにいろんな方に会わないといけない。

その時に、自己紹介するツールがあると便利だということに気づく。

そして、「あ、名刺を作ろう」と。

つまり、名刺がほしいのではなく、人と人が繋がるためのコミュニケーションツールがほしいのだ。


これは名刺に限ったことではない。

チラシや伝票やあらゆる印刷物に当てはまる。

つまり、ぼくが今なすべき印刷という仕事の本当の意味は、「人と人が繋がるためのコミュニケーションツールを提供する」ことだ。


それが理解できることで、大きく行動が変容する。


たとえば、先ほど同様に名刺の相談に来られる。

話をよく伺うと、名刺を作らなくても、ぼくの知り合いを紹介すれば、その人の課題が解決することに気づいたとする。

ではどうするか?


もし本当の意味が理解していなかったら、知り合いを紹介しないですよね。

だって、紹介したら仕事がなくなるのだから。


でも、本当の意味が理解できていれば、ストレスなくパッと知り合いを紹介できる。

それが仕事なのだから。

そして、その本当の意味からニーズを考えるならば、


・人と人のつながりが希薄になってきてる問題

・地域の小さなお祭りや伝統が途絶え始めている。

・何かはじめたいという人を応援するコミュニティが少ない

といったものが見えてくる。


そんな感じです。


先ほど書かれた天職。

その天職の本当の意味は何ですか?


複数書かれた方は、どれかひとつに絞って考えていただいてもいいです。

共通する意味があるのであれば、それを。

そして、常に、このワークショップは名刺を作るためにしているということを忘れないようにお願いします。

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