Boys be ambitious.
少年よ、大志をいだけ
次は大志です。
では大志とは何か。
これも定義からいきましょう。
まずはおさらいです。
志とは
1、将来こんな人間になりたいと心で強く思ったことか。 2、そこに私利私欲はないか。 3、自らの心で思ったことか。
でした。
では、大志はどうか。
1つ目をアップデートした状態です。
つまり、
1、自分の命の長さに関係なく、どんな世の中にしたいのか。
2、そこに私利私欲はないか。
3、自らの心で思ったことか。
です。
夢や野心と、大志との大きな違いは何か。
多くの方が語る夢や野心には、実は前提条件がある。
でも、ほぼ9割以上の方がその前提条件を語らない。
その前提条件とは何か?
「自分が生きているうちに・・・」
つまり、夢や野心とは、自分はあたかも長生きすることが当たり前という前提で語る。
しかし、大志は違う。
命がある、ない、これはもう関係ない。
人はいつ死ぬか分かりません。
平均寿命が延びようとも、100年時代だと言われようとも関係ない。
明日死ぬかも分からない。
日本で交通事故による年間死者数は3000人近くに上ります。
1日平均8人の方が亡くなっているわけです。
「人はいつ死ぬか分からない」ということも大切な人生の真実なわけです。
であるならは、自分の命があるないにかかわらず、どんな世の中を望むのか。
「1000年先に何を残したいですか?」
以前、ど真ん中名刺ワークショップで必ず聞かせていただいてた質問でした。
この問いの大切なところは、100年ではダメということです。
1000年先。
なぜ1000年なのかというと、100年程度であれば、自分の子孫がまだ生きている未来です。
ところが1000年ともなると、子孫も途中で途絶えている可能性のほうが高い。
つまり、本当の意味で私利私欲がなく、望むものを考えるのであれば、それは1000年先だろうと。
イメージすることは大変難しいが、1000年先の世の中に何を残したいのか。
どんな希望があるのか。
今回は1000年先までとは言わないにせよ、自分の命の先にあるもの、大志は何か?
一度考えてみてください。
この宿題は、必須ではありません。
考えていただくだけでも十分です。
もちろん、これだという答えがある方はぜひ記入ください。
ひとつのヒントとして、大志を考えるていくと、最終的に「世界平和」といった究極の世界に行く可能性があります。
間違いではありませんが、その究極的答えの一歩手前、オリジナルティがある答えが、いいかもしれません。
ではこの大志を抱くことに、どんな意味があるのか。
これには3つあります。
1、心の在り方 2、人間として生まれて 3、出口を考える
今回は1つ目の心の在り方について説明します。
大志を抱くことで、心の在り方が変わるとは、
成功や失敗という言葉が消えるということです。
なぜ大志をいだくことで、成功や失敗が消えるか。
成功や失敗という言葉が存在するのは、限られた命の時間があるからです。
「〇〇年までに達成したい」
「〇〇歳になるまでに成し遂げたい」
と。
限られた寿命という時間軸の中で考えるとなると、成功失敗もある。
しかし、100年先1000年先にどうあるべきかを願う大志からすると、一見成功と思えることも、失敗と思えることも、すべては大志に通じる道でしかない。
大きな失敗があったとしても、同じ大志や志を抱く友が歩んできた時に、自分の生き様や体験が参考になるはずだ。
自分のこの一歩一歩が捨石となり、次へ繋がる。
そう思えるのではないか。
であるならは、いちいち成功失敗という現象に惑わされる必要はなく、前へ歩めばいい。
その心の在り方に気づくことができる。
それが大志をいだく一つ目の意味だ。
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