大志を抱く2つ目の意味。
それは、人間として生まれて、ということになる。
この説明は少し飛躍する部分もあるが、ぜひ楽しんで聞いてもらいたい。
ど真ん中名刺ワーショップの中で、最もエキサイティングな解説だ。
人類が、私利私欲なく本気で世の中をよくしたいという想いは、多くの人の心を動かす。
人類の歴史というのは、この大志と欲(権力)がぶつかり、絡み合いながら作り上げてきたのではないだろうか。
そう考えると欲も大切だ。
その歴史ドラマの中で、大志が、ひとつ、またひとつと達成されていったはずだ。
世界そのものが、人間の脳が作り出したノンフィクションだと表現する人もいる。
ものがたりだと。
歴史上有名は成功者は、必ずといっていいほど「思考は現実化する」という格言を残す。
ぼくの大好きなエピソードがあるんだけどライト兄弟のお話です。
世界初の飛行を成功させたという有名はお話。
しかし当時の設計図で再現してみても飛行機は飛ばないらしいのです。
理論的に飛ばない…。
つまり、ライト兄弟が成し遂げた偉業とは、飛ばない飛行機を飛ばすことができる運転技術をマスターしたということみたいです。
でも、驚きなのが、その姿を見たライバル達が「飛べるのか!」と分かった瞬間、本当に飛べる飛行機を開発していく。
志しかり、大志しかり、どれくらい時間がかかるかはわからない。
しかし、諦めさえしなければ、いつかきっと実現するのではないか。
ど真ん中名刺ワークショップのはじまりは「因」からでした。
血、育ち、教えといった「因」があり、「縁」が生まれる。
「縁」があることで、天職・天意・天真を経て、天命を知る。
しかし、天命までの流れは、己の成長を目指す道である。
天命もまた流転する。ハートの循環だ。
ここから、我を捨て、大志を抱く。
自分の命があるない関係のない世界だ。
その大志は、100年先や200年先になるかもしれないが、きっと「果」を生み出す。
因→縁→果
しかし、話はここで終わらない。
ここから先がエキサイティングなのだ。
たとえば、
「誰もがど真ん中を生きることが当たり前の世界にする」
という大志を抱くとする。
ぼくはこれは最短で50年先ぐらいにも達成するのではないかと思っている。
今のコロナの問題がさらにこの大志を加速させてくれるのではないか。
人がお金に振り回されない生き方ができる時代が訪れた時、当たり前のように誰もがど真ん中を生きようとするのではないか、そう思うからです。
さて、話はここからだ。
今から100年後の2120年に、この大志が結果を生むとする。
みんなど真ん中を生きているのだ。
それは「当たり前」として世の中に浸透し、風土となる。
そして、100年後に生まれてくる子供たちの血・育ち・教えの中に、ど真ん中を生きるということが最初からインプットされる。
その子供たちが、また縁に出逢い、天職に出逢い、天命を見つけ、大志を抱く。
そして、その大志が、その次の100年後にカタチとなる。
それがまた次の世代のこどもたちに影響を与え、‥‥。
って、これ、ずっとグルグルすると思いませんか?
グルグル、グルグルと、100年先、200年先、300年先の子ども達へと。
そして大志がカタチになっていくのだから、どんどん世の中よくなるはずです。
めっちゃエキサイティングじゃないですか、このグルグル!
因→縁→大志→果→(100年先ぐらい)→因→縁→大志→果→(100年先ぐらい)→…
実は、ここで重要なのは、このグルグルもそうなのですが、人間は一瞬で100年先の世界をイメージできるということなのです。
そして、見えない世界を具体的にイメージできる妄想力。
それこそ、他の動物と人間の違いであり、人間の面白さなのではないでしょうか。
せっかく、人間として生まれてきたのであれば、この妄想力をフルに発揮すればいい。
「私が大志を抱くことで、それはきっと実現する。そして100年後の子どもたちに影響を与えることができ、またその子供達が大志を抱いて、次の100年後に影響を与え、、これがずっと繰り返され、世の中は常によくなっていく。」
「この輪をつくり出している最初のスタートが私だ!」
こんな妄想をしながら生きることができるって最高じゃないですか!
ライト兄弟しかり、ライト兄弟を見て本当に飛ばしてしまうライバルしかり。
妄想最高じゃないですか。
でも、自分が大志を抱かなければ、この始まりを作ることさえできない。
そう、これが大志を抱く2つ目の意味です。
人間としてせっかく生まれたのであれば、その妄想力をフルに発揮した生き方ができる。
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