もともと、ど真ん中名刺100人プロジェクトは、ヤマシナ印刷の2FにあるコミュニティスペースLita Oyabe ELABO(イーラボ)でワークショップをすることが条件だった。
今は依頼者に合わせて柔軟に対応している。
イーラボでは、2012年創業時から変わらない行動指針がある。
月額会員を希望される方には、必ず説明させていただいく大切な指針だ。
1、今出逢った仲間たちが繋がれば奇跡が起きる
2、奇跡は私達ひとりひとりの行動の結果である
3、「自分のアート」に目覚めよう
4、すべては実験である、行動を起こせ
簡単に説明すると…、ある日突然スーパーヒーローが現れ、世の中を変えることはない。
奇跡と呼ばれる出来事は、目の前にる仲間たちと繋がっていくこと、その先に起きるのだ。
しかし、ただ繋がるだけでは決して奇跡は起きない。
繋がったからこそお互いに役割が生まれ、行動が伴う。
その小さな行動の積み重ねこそ、奇跡を起こすのだ。
ただ一つ、誤解があってはならない。
繋がることの喜び、役割を得る喜び。
この喜びに浸り、無為に行動することはよくない。
自分ならではの得意なことや表現方法といった、自分のアートを通して行動することがお互いの喜びに変わる。
その時、結果を大事にするのではなく実験をする心意気で動き出せ…、そういった内容だ。
自分のアートを生きる。
自分という人間は、どんなことに興味があり、何をしているときにワクワクするのか。
何が得意で、どういう経緯で今ここにいるのか。
どんな手段で何を表現したいのか。
そして、何を得たいのか。
自分のアートに目覚めた仲間同士が、繋がりあい、お互いの関係性の中から役割を見出し、動き出す。
そこに、新しい価値、つまり生命が生まれる。
お互いのアートとアートの間に生まれた希望の「命」。
この命を元気に大きく育んでいくために、必然的にさらに多くの人達との関りが必要になってくる。
この関係性を生み出す作業こそ、デザインだ。
デザインとは、アートとアートの間に生まれた「命」に文脈を与え、世の中での「存在」を与える神聖な仕事なのかもしれない。
この自分のアートに目覚め、常に創造的にデザインしていく生き方のループの中では、個人という存在は、お互いの関係性の中に溶け込む。
つまり、これからの時代で大切になってくるのは、まず自分のアートを生きる。
次に、自分のアートが社会にどう認められ、どう広めていくかという発想ではなく、自分のアートと誰かのアートがどう繋がり、どんな命が生まれるのか。
そこを意識した生き方が求められるのだろう。
それこそ、奇跡の瞬間でもある。
その領域こそ、AIにはできない人間が与えられた仕事になってくるはずだ。
ど真ん中を生きる仲間たちが、自ら生み出した名刺と、その名刺によるご縁を通して、新しい生命を生み出していく。
そして、命の鼓動が始まる。
「志」という漢字は、「士」は進みゆく足の形、「心」は心臓を表している。
自分の意志とは関係なく、常に命を紡いでくれている己の心臓の鼓動を軸とし、ただ、ただ、素直に歩む。
そこには自分のエゴは存在できない。
それが志だ。
自分のアートに目覚め、命を生み出し、志をいだき、ど真ん中を生きる―。
それだけだ。
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