ど真ん中を生きるとは、どういうことなのか。
少し理解いただけたかと思います。
must × needs × wants を仕事とする生き方
特に難しいことではなく、素直に生きるという言葉が近いのかもしれません。
逆に考えると、素直に生きることが難しい時代のかもしれません。
さて、このど真ん中を生きる上で、最初からど真ん中を生きている人間は少ないのではないか。
今回は、ど真ん中へ進む道を紹介したいと思います。
この道順は、絶対こうだということは決してありません。
ただ普通の人間がストレスなくど真ん中へ歩もうとしたとき、今から紹介する2つの道順があるのではないかと考えています。
たとえば、プロアスリートのような選手で、子どものころからひたすら好きなことワクワクすることを追求し、それが結果仕事となり、最終的に社会貢献となり、ど真ん中となるという生き方はあると思います。
そういう稀な生き方ではなく、素直に生きながらど真ん中へ歩む道を紹介します。
まず、大切なのは、最初の一歩です。
最初の一歩はどうあるべきか。
そのお話をする前にひとつ例え話をします。
30代前半の男性が夢を語る。
その夢は、確かに今の世の中にとても必要な夢です。
そして、その夢を実現させる方法も男性は知っている。
「ぼくの夢が実現すれば、多くの人を幸せにすることができる。ぜひ応援してもらいたい。」
と。
夢も方法も決して間違っていない。
そして情熱もある男性だ。
どうだろう?その男性を応援しますか?
そのとき、一つだけ質問をしてみる。
「ところで、あなたの仕事は何ですか?」と。
その質問に男性が
「いや、夢と仕事は関係ないですよ。全く違う仕事をしています。」
そう答えられたらどうだろう。
応援するだろうか。
ぼくは特別な理由がない限り応援はしない。
つまり、人が社会の中で信頼されるかどうかを判断するには、その人がなすべき仕事(役割)に本気で向き合えているかどうかなのではないか。
自分のなすべき仕事に向き合えずして、夢を実現するために本気で行動するだろうか。
どうしても信頼関係は欠ける。
つまり、ど真ん中名刺を歩む最初の一歩は、
①まず自分のなすべき仕事に向き合うこと
であろう。
そして、向き合うからこそ、needsが見えてくる。
この仕事(役割)に向き合ったからこそ、世の中にはこんなニーズがあるんだ。
この仕事(役割)に向き合ったからこそ、こんな人たちを幸せにしてあげたい。
と。
つまり、ここで問うneedsとは、外的ニーズではなく。内的ニーズだ。
たぶん、先ほどのたとえで紹介した男性は、有名な方のセミナーに参加してスイッチが入ったのだろう。もちろんその男性にとってはすばらしいことで間違いではない。
しかし、それが本物になるかどうか。
人を巻き込んでいけるかどうか。
ど真ん中へ進む道は
①まず自分のなすべき仕事に向き合う。
②向き合うことでニーズが見えてくる。
だったら、今自分ができる仕事のスキルを利用して動き出す。
それが図の③だ。
二つの円を掛け合わせた領域になる。
この領域は、周りからはすごく評価される。お金を少し入ってくる。
プロボノと呼ばれるエリアになる。
プロボノとは、自分の職能を活かし社会貢献することだ。
ただし、このエリアに留まってしまうと本物にならない。
では、本物になるためには、あと何が足りないのだろうか?
それは継続なのではないかと思う。
一発屋のように、どんなに世の中のためになることだとしても1度しておしまいだと、決して本物になっていかない。
だからこそ、継続が重要になる。
では、継続するためには何が必要か?
お金か?
他者からの評価か?
それは、自分自身がワクワクするかどうかなのではないか。
ワクワクしなければ、いかにお金が入ろうとも、評価が高くても、なかなか継続することが困難になるのではないだろうか。
そう。
図の③のエリアから、次は自分のワクワク要素をプラスしてど真ん中へ進む。
この道順が、スムーズにど真ん中へ歩む一つ目の道だ。
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