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執筆者の写真yamashina shigeru

ど真ん中名刺WS 11

更新日:2020年5月16日



もうひとつ、ど真ん中へ向かう道がある。

それがこの図だ。


先ほど同様、はじまりの最初の一歩は、まずは自分のなすべきことに向き合うことだ。

そのことで信用されるようになる。


そして、前回は、向き合ったからこそ、ニーズが見えてくるという話をした。

実は見えてくるものはもうひとつある。

それは、自分が何にワクワクするのか、何が好きなのかということだ。


ここで少し脱線するが、

「好きを仕事にする」という価値観が若者を中心に広まってきている。

ただ、そこに誤解があるのではないかと思っている。


これまで多くの経験をしてきた人が、「好きを仕事にしたい」と語るのは間違いではない気がするが、経験の浅い若者が同じ言葉を語るのは間違いなのではないか。


なぜか。


そもそも、自分が何が好きなのか、何がワクワクするのか、それを知ってますか。

自分を知るためにも、まず自分が今なすべきことに向き合うことが。

向き合うからこそ、「そうか、自分はこんなことが好きなんだ。」「こんなことにワクワクするんだ。」と気付けるはずだ。


そして、気づいたのであれば、チャレンジすればいい。

自分の職能をお金を稼ぐということだけに使うのではなく、自分がワクワクすることに活かす。


それが図の③のエリアだ。

マイプロジェクトと呼ばれるようなエリアだろう。


このエリアは、世のため人のために動くわけではなく、自分の喜びを満たすエリアだ。


しかし、喜びをさらに大きくしようとしたとき…、やはり、自分だけが楽しいだけより、誰かのためになり、周りから「ありがとう」と言ってもらえるほうが、幸せなはずだ。


そこで、もうひと工夫し、

仕事(must)×ワクワク(wans)×社会貢献(needs)=ど真ん中へ向かう。



では、なぜ「好きを仕事にする」は勘違いなのか?


自分がなすべき仕事に向き合い、向き合ったことで自分の好きを理解し、動く。

そして、もう一要素を足し、世のため人のためになる活動となる。

すると、周りから「あなたは好きを仕事にできてるね」と言われるようになる。


つまり、最初から好きを仕事にしたわけではなく、いつの間にか、好きなことが仕事になっていた、ということだ。


前回と今回、この2つの道順が、とてもスムーズなど真ん中への道順なのではないか。


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