「現在を生きる」ではなく「今を生きる」
これは、流行りのように「今を生きる」という言葉を使われているが、本当の意味で「今を生きる」とは違うのではないかと思っている。
どういうことか。
今なすべき仕事や与えられている役割は、これまでのご縁が繋がって今の自分につながったものだ。
過去の誰かが発明したものや開発したものを利用させていただき、または仕事のやり方を順々に受け継ぎながら改善を加えつ、今の自分がその仕事をしている。
また、その仕事を始めた理由こそ、人のご縁であり、過去から繋がってきたリレーのはずだ。
まず、その過去を「もう古い」とか「興味がない」ということではなく、一度しっかり受けとめて向き合う。
すると、未来への希望が見えてくる。
「過去を知ったからこそ、こんな未来にしたい」と。
そして、ただ過去だけににこだわって生きるのではなく、
また、未来だけを見つめ、地に足がつかない生き方でもなく、
過去の大切さと未来の希望を理解した上で、現在の自分の気持ちも大切にして生きる。
それが、本当の今を生きるであり、ど真ん中を生きるということだ。
ど真ん中を生きるとは、過去、現在、未来をつないで生きることだと言える。
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