アウトプット
- yamashina shigeru
- 2020年4月10日
- 読了時間: 6分
更新日:2020年4月11日
特に「コロナだからどう」と言うことが肌感覚的にしっくりこない。
そもそも騒がれる以前から、何が起こるか分からない時代、何が正解か分からない時代に突入してたわけで、それがあまりにも分かりやすいカタチで社会全体で見える化が起きているというか。そこにリアリティをもった死と、その死が自分だけではなく殺人者になるかもという恐怖もあり、しかし、生きるとは、命を頂くということであり、命に手を掛けながら人は生きているわけです。
というほぼ意味のない言葉を並べつつ、興味ある情報の中から、なんとなく今思うところをまとめてみた。
ひとまず言葉としてアウトプットすることが健康によさそうだったので。
これからの時代を考える5つのポイント 1、世界は繋がっている ローカルに向き合えば向き合うほど、グローバルな視点が必要となり、グローバルに向き合えば向き合うほど、ローカルな視点が必要となる。これは、特に農業といった一次産業や伝統工芸に関わると明らかにこの感覚を感じることができる。ただ、これは現場に横たわる課題を乗り越えようとしたときの感覚だ。時間や空間のことではない。 それが今回、時間と空間でさえも、いかにローカルで始まったことでもあっという間に世界に影響を及ぼすという僅かな実践者だけのリアリティの感覚だったことが、誰もがその感覚に触れ、認識した。 このバタフライ効果に近い感覚というのは、今の逆境を超えた先でも大切な日常的感覚になってくるのではないか。この世界との向き合い方が標準となる生き方に変化していくだろう。それはすばらいい変化だ。視点の拡大だ。 2、言語化できない価値の高め方 騒動以前の世界で、AI、コミュニティ、教育現場の世界で問われていたのは、言語化できる能力ではなく、非言語化能力の高め方をどうすべきか、そしてそれこそ、人間の大切な仕事の領域になっていくということだったはず。現在、オンラインでのコミュニティ方法が爆発的に拡大していく中で、この当初の問題定義を置き忘れていないか。 つまり、オンラインでの遠隔コミュニティの最も得意な分野は、言語化できる内容の伝達だろう。そのすばらしい効果を知ってしまえば、今の騒動をクリアできた後でも、そのまま使い続けるはずだ。劇的な働き方改革が起きている。つまり一過性のことではないということだ。 ただし、ぼくら人類の進化にとって必要なのは言語化できることをいかに効率的に伝達していくかではなく、非言語化能力を高めていくために、いかにオンラインを活用すべきかという、そもそもの視点を見失ってはいけないということだろう。本来大切だったのは何か。それを見失うことさえなければ、非言語化能力を高め方が見えてくるのではないか。 3、遭うべき人に価値が生まれる 2の話題にも通じるが、今回の激動による一番のメリットは、一緒にリアルで遭い共有すべき人は誰なのか。そしてそれはどんな人であるのか。というところが明確になってきたことだろう。限られた命の時間を誰と過ごすのか、誰のために、何のために命を使うのか。そこを誰もが問われ続けている。これも、今だけのブームではなく、それが常識となる世界になっていくだろう。 そうなるとピア経済といった、リアルに会うことで生まれる価値にお金が生まれてくるはずだ。それは人が働くから、何かを提供するから、何かをギブするから、その見返りとしてお金が発生するのではなく、その人の存在自体が価値であり、存在自体にお金が発生する。あなたの傍にいる、それ自体が価値を生むようになる。 では、そういった価値が誕生するのであれば、今何をすべきか。どんな人物であることが大切か。言語化数値化できることではなく、その人からにじみ出る気品と呼ばれるような価値、五感で感じる雰囲気をどう育むか。つまり、生き様こそ価値になっていくだろう。気品とは、誰もいないひとりの時に何を考え、何を実践しているか、その修養こそ気品になると言われている。この自粛すべきタイミングは、大いに気品を高めるチャンスである。 4、人生の3つの真理の理解度の深化 人生には3つの真理がある。1つ目、人は必ず死ぬ。二つ目、人生二度なし。三つ目、人はいつ死ぬか分からない。これまでの価値観には、この1つ目と2つ目には注目を浴びていたが、最後の3つ目の真理を深く理解していこうという動きがあまりなかったのではないか。人生100年時代だ、そのためのキャリア形成はどうあるべきか、、といろいろ議論や新しいチャンスも生まれてきた。しかし、そこに大きな落とし穴があることをあまり気付かない人が多かったのではないか。つまり3つ目の真理だ。人はいつ死ぬか分からない。明日かもしれない、ということだ。 人は夢を語り、目標を語る。だが、ほとんどの人が語る夢や目標というものは、敢えて語らないないが前提条件がある。それは「自分が生きているうちに~を達成したい」ということだ。生きていることを前提とした夢、目標なのだ。もし明日死んだらどうかというテーマがそこにはない。それが、今回のことで変化するのではないか。 人はいつ死ぬか分からない。であれば、どう生きるべきか。そのときに、「志」ということが問われる。夢も大切だ、ひとつひとつ目標をクリアしながら自己承認と成長を進める。しかし、それだけに留まらず、200年先にどんな社会にしたいのか、1000年先に何を残したいのか、そういった志をいだく重要性、志教育が見えてくるのではないか。 5、貨幣経済の行き詰まり たとえば、備蓄。ロックダウンに備えて備蓄することが重要だ。しかし、もれなく全員が備蓄する必要があるのだろうか。私は水、私はお米でもいい気もするし、備蓄に間に合わなかったのなら、コミュニティの中でどう分配するのか。そして、分配するにはリーダーの存在自体が必要なのかどうか。指揮をとる存在なくして如何に自然に補えあえるか。 たとえば、ひとつの知識。知識を10人に伝えようとしたとき、10人ひとりひとりが100%の知識を学ぶ必要があるのだろうか。誰かが誰かの知識を補えさえすればいいはずだ。
これまでのシェアビジネスは、確かに人、もの、時間を共有できているが、それを物語が介入できないお金のモノサシのみとの交換がメインであり、シェアしあう同士の物語の共有が生まれずらかった。お金に変換された瞬間、そこには自己責任というものが生まれる。ここに貨幣経済の問題点が含まれている気がする。そこをどうつなぎ合わせていくか。ここも新しいサービスがうまれる気がする。その新しいコミュニティが安心感を産み、幸福度を高めていくのだろう。
世界とつながる視点の拡大、
非言語化能力の高め方の開発と生きる力、
大切なものは何かの気づきと修養のすすめ、
志を中心に据えた教育の見直し、
誰一人取り残さない幸福度を高める経済の仕組み、
のキッカケがキテル。 最後に、この1~5を網羅しつつ考えて行動している人とは? つまり、なすべきことを理解し、思いやりをもって実践でき、大志を抱き生きる。 まさに、ど真ん中を生きる価値は、ますます上がる気がする。
ただ、今はあくまでも正しい情報をもって正しく恐れることをしたうえでの話ということを忘れてはならない。
Comments