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執筆者の写真yamashina shigeru

名を与える

鶺鴒鳴

せきれいなく



セキレイが鳴き始める頃。


たぶん、大阪で淀川ランをしているのとき、目にしていたか鳴き声を聞いていたとおもうんだけど、残念ながらわからない。

鳥の名前、野草の名前を知っているか知っていないか。

ほんとそれだけで、見る景色と記憶が変わるのだろう。


漫画のナウシカの好きな場面に、ナウシカが巨神兵に名を与える場面。

名を与えたことで母になるということ。

生涯自分の子になるということ。

その覚悟。

これまで、単なる古代兵器だった「モノ」に名を与えることの尊さが描かれている部分があったはずだ。


その場面は、すごく印象に残っており、会社に屋号をつけること、会社は生きている存在であること、そういった僕のマインドに大きく影響しているように思う。


野鳥の名を知る。


【鶺鴒】

調べると仰天情報が載っていた。ウィキペディアの情報をそのままコピペ!


日本書紀には、日本神話の国産みの伝承の一つとして、イザナギとイザナミが性交の仕方が分からなかったところにセキレイが現れ、セキレイが尾を上下に振る動作を見て性交の仕方を知ったという内容の異伝に関する記述がある。

婚礼の調度に鶺鴒台があるのはそれに由来する。


日本各地にはセキレイにまつわる伝承がある。

静岡県三島、広島県などではセキレイを神の鳥と称し、みだりに捕らえないのは神使以上に神に交道を教えた万物の師の意味があるという。

伊勢神宮の神衣大和錦にはセキレイの模様があるという(和訓栞)。


日本人の命の縦軸の根っこに鶺鴒の存在があることを知っているだろうか。


72プロジェクトとは、日本の七十二候に向き合い、生活の中の変化に出逢うプロジェクトです。

そのことで、

ど真ん中を生きる中で、命の縦軸を慮る。

(生まれ育たった風土と自分の関係性)

ど真ん中を生きる中で、未来への絆を深める。

(生活の中の気づきを子どもたちへ伝承)

ど真ん中を生きる中で、今に思いを馳せる。

(営みの中の小さな変化への気づきを察する)

そういったプロジェクトです。

七十二候のパステルアート

ここあーと みやばやし ともこ

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