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執筆者の写真yamashina shigeru

大好きを広げたい

自分が心で感じ、頭で理解し、足が自然に動き始めたこと以外は、一度疑ってみる。

それは本当に必要なことなのか?

今やるべきことなのか?

と。


なんだか柔軟性がないように感じるかもしれないけど、決してそうではない。

もしも、新しい考え方でも、心で感じ、頭で理解し、足が動けば、すすむ。

常に全力で受け入れる姿勢はある。

その姿勢は、他者を安心させ、信頼を生む。


以下、五十嵐さんの文章。




「森のようちえん まめでっぽう」代表として、また「麻小物作家Gaju~がじゅ~」の屋号でハンドメイド活動している五十嵐恵美と申します。

 

私の今までを振り返ってみると…。

子供の頃、覚えているのはどんぐりを拾ったこととか、川遊びをしたこと。

身近にあったからですかね。

近所の友達とよく遊んでいました。

 

小学校に上がるときに富山に引っ越してきて、田舎だったからか周りからよく弄られていました(良くも悪くも)。

「嫌なことばかり言われる~。」と、母に泣きついてばかり。

笑っちゃうんですが、その頃私のあだ名、100個くらいあったんですよ!

それが嫌で、母に愚痴ると、「人気者だってことだね。」と、前向きな言葉。

すごく覚えています。

 

私、すごく前向きなんです。

ちょっとムカつくくらいかも。

それは、きっと親のおかげなんですね。

 

思えば、好きなことばかりやっていました。

吹奏楽、管弦楽、音大受験…、音楽が好きで、そのために帰宅時間がどれだけ遅くなっても苦ではありませんでした。

 

また、幼いころの自然体験のためか、自然が好きで、街中で小さな自然を見つけてうれしくなったり、小さな変化に気づいてワクワクしたり…、自然が好きというか、自然が当たり前といった育ち方をしてきました。

 

音大に入り、音楽を通して幼児教育を学び(本当は声楽科を受けたんですけど)、サークルでは歌遊びや子どもキャンプを経験し、卒業後は、幼稚園教諭という仕事に就きました。

 

幼稚園では、外遊びが大好きな先生、発想が面白い先生だと思われていたみたいです。

自分で言うのも厚かましいのですが、よく言えば何でも器用にこなす(悪く言えば器用貧乏)タイプだったので、幼稚園の先生は天職だと思いましたね。

 

その頃、ずっと好きなことをさせてくれていた両親にとても感謝したのをよく覚えています。

 

愛されていたんです、私。

 

なので、自分のことも大好き!

そして、まわりにいる人たちも大好き!

自然も大好き!

 

私の生きる基礎はそこなんだ。と、気づいたんです。

愛情に包まれていたから、自分のことも、みんなのことも好きになった。(幸せ者や~)


 「好き」って言えますか?


私、毎日のように言ってます。

特に娘たちに。

娘たちも、「好きだよ~」って、ハグしてくれます。

 

私には、娘が3人いるのですが、当たり前だけど、みんな好き。

 

「好き」っていう気持ちは、自分の中にひとつあるのが分散されるのではなくて、どんどん増えるものなんですね。

 

「大好きを広げたい」は、そんな感じ。

すご~く豊かになると思いませんか?

 

自分を好きと言えない人がどれだけいるんだろう…。

 

私ってば、娘たちにも「一番好きなのはママ」とか言ってるし…。

でも、いいと思うんですよね。

もちろん、ダメなところもあるけど、それでもいいの。

ダメな自分も可愛い。

そんな自分を「ま、いっか~」と認めちゃうと、周りの人たちのことも認められる。

好きじゃない人とかあまりいないし、嫌なこととか気にならないし、幸せですよ。

 

そんな、幸せな気持ちがたくさんの人に広がればいいな。



「麻小物作家Gaju~がじゅ~」

小さいころからものつくりが好きで、小学生の頃から編み物とかマスコット作りとかしてたんです。好きなことをしている自分を見てほしい!っていう感じ。たまたま「麻」という素材に出会い、天然素材で気持ちよくて、つい、こだわっちゃったということです。


「森のようちえん まめでっぽう」

自然体験の大切さとか、自分で考えることを大事にしたいとか、語りだすと止まらないので控えますが、要は、子どもたちにも「大好きだよ」「それでいいよ」「すごいね」って、愛情を伝えて、自己肯定感を持ってほしい。お母さんたちにも、自信をもって自分を好きでいてほしい。

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