天地始粛 てんちはじめてさむし
ようやく暑さがおさまり、秋風が吹き始める頃。
そうはいっても、今は、暑さが戻り、かなり強い日差しが続いています。
それでも早朝の朝ランで淀川の河川敷を走るとき、ずっとコオロギが鳴き続いています。
虫たちは確実に秋にかわってきています。
いつも不思議だなと思うのですが、前に前に走り続けるのに、コオロギの鳴き声は、同じ音量で同じスピードで聞こえてきます。 いや、まさかずっと同じスピードでついてきてるの?? と錯覚を起こす。
不思議な感覚です。
【粛 】 上部は、「書」の上と一緒 下部は、描かれた円などの模様、彫刻で削った跡を現しています。
何気ないものなどに「文様を施して聖化すること」を現しているそうです。
自粛 厳粛 静粛
文様を施して聖化すること。
単に厳しく、戒める、慎むということではなく、何かそこに誓いのようなものを立て、新たな新しい目に見えない力を生み出そうとする意志を感じる。 漢字の意味を知ることで、「粛」には「儀礼のような見えないけど確実にある力を利用して、空気感を変える」という強い力をイメージできる。
あ、それが、天と地をつなぐ、天の気持ちを慮ることなのか。
天気とはそういうことなのかもしれない。
#72プロジェクト 72プロジェクトとは、日本の七十二候に向き合い、生活の中の変化に出逢うプロジェクトです。 そのことで、 ど真ん中を生きる中で、命の縦軸を慮る。 (生まれ育たった風土と自分の関係性)
ど真ん中を生きる中で、未来への絆を深める。 (生活の中の気づきを子どもたちへ伝承)
ど真ん中を生きる中で、今に思いを馳せる。 (営みの中の小さな変化への気づきを察する)
そういったプロジェクトです。
七十二候のパステルアート ここあーと みやばやし ともこ
七十二候の書 おちゃやれ堂 中井 好子
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