素直な心になるために
松下幸之助
第1章 素直な心の内容10か条
「私心にとらわれない」 素直な心というものは、私利私欲にとらわれることのない心、私心にとらわれることのない心である。
今年もお盆の時期は、真国寺でお手伝いさせていただいた。
最終日に毎年恒例の住職の説教がある。
今年のお話はお盆の意味ということで、光と闇についてだった。
誰もが闇を持っている。
しかし、闇を消すということはできない。
かといいつつ、闇に自分の人生のハンドルを持たすこともさせてはいけない。
闇は、助手席に乗ってもらう。
自分がちゃんとハンドルを握り、闇は助手席に。
そうやって共存して生きる。
お盆の時期に自分の闇を見つめ、見つけたのなら、それを追いやるのではなく、ハンドルを握られていそうなのであれば、ちょっと助手席に乗ってもらい、しっかりと自分がハンドルを握る。
それを毎年毎年お盆の時期に確かめる時期にしよう。
そういった説教であった。
素直な心とは、私心にとらわれない心を作る。
このテーマと住職の説教は共通していた。
私心は誰もがもっている。
けれども私心のまま生きるのではなく、相手や周りのことも考える。
それが結局、社会にとっても自分にとってもいいことが起きる。
そんな私心にとらわれない姿を生む心とは、素直な心である。
PS
もう一度ナウシカを読もう。
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