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執筆者の写真yamashina shigeru

素敵な仕事



昨日いただいた素敵な仕事の話。


ちょうどプリントアウトした名刺の校正を取りに玄関を通ると、70歳は過ぎているであろう老紳士が来社された。 しっかりとスーツを着込んでいる。


用件を聞こうとして話しかけると、早口で 「これをラミネートしたい」 と、一枚の紙を差し出した。

小矢部市の家庭ごみ分別ポスターだ。 サイズはA2サイズで大きい。

それを半分に折って両面になるようにしてラミネート加工してほしいということだった。


ただ、そのまますると、真ん中の折り目のところに文字が重なってしまったり、原本自体を使うことになる。 なので、一度スキャンさせてもらって、少し加工して印刷してラミネートすることをお勧めした。


妻からの依頼のようだった。


その場でスキャンだけさせていただき、午後には完成しているので取りにきてくださいとお伝えした。


最終的にどうしたかというと、スキャンはしたのだが、小矢部市のHPにちゃんとデータがアップされていたので、それを利用して少し縮小をかけて、文字がかぶらないところで二等分して両面印刷。それをラミネート加工した。


正直たまに、こんなお仕事をいただくと、すごくうれしくなり、やる気が湧く。

過去に、おばあちゃんが来社され、孫が新聞に載った。

その新聞を拡大コピーして額に入れたい。

そんな依頼もあった。


逆の立場だったら、お世辞にも気軽に入りやすいとは思えない印刷会社に、印刷ではなくラミネートを1枚お願いをしにいけるだろうか・・・。 しっかりとした正装で。


依頼するまでの経緯、その老紳士の人生、ヤマシナ印刷を選んでいただいたこと。 いろいろ想像力が働く。



総額300円のお仕事ですが、金額の数十倍の価値を感じることができる仕事でした。

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