自分辞書を作ってみる
- 浩之 尼田
- 2020年2月28日
- 読了時間: 2分
こんにちは!
メンタルトレーナーの尼田浩之です。
私が聴くということを仕事にしている時に注意していることがあります。
それは
『言葉の意味はそれぞれ使う人にとって違う』ということです。どういうことか?というと、人にはそれぞれ大切にしている価値観や信念があって、そこから発せられる言葉にも反映されると思っているからです。
例えば
『まじめ』という言葉がありますね。三省堂国語辞典によると①本気であること。たわむれでないこと。②性質や おこないが誠実であること。とありますが、この『まじめ』ということをどのように捉えているかで、個々の方の使い方が変わってくるということです。
なので
私はカウンセリングやコーチングの際は、その方が使われている言葉が、どのような意味をもっているかを理解するよう努めています。時に直接その方に『あなたにとって、まじめとは?どのような意味ですか?』とお聞きすることもあります。そうすることで、私自身の誤認を避けられますし、話されているご本人も初めて認識することが出来て、さらにそこから新たな気づきが得られることもあるからです。
以前の私でいうと、『まじめ』とは
「融通が利かず、時に人をを不幸にしてしまうもの」という風に捉えていました。なので、「まじめですね」と言われても嬉しくない。むしろ、ざわついていました。「俺は人を幸せに出来ない存在なんだ」みたいに思っていた時代が長くありました。
今の私は聴くということを学ぶにつれて、捉え方も随分変わっていて、『まじめ』を「人がもつひとつの要素。時に人を困らせることもあるが、継続されることで信頼されることも多い。要は自分次第」みたいになっています。
皆さんも是非、ご自身が日頃使っている言葉について定義してみること、ノートや手帳に『◯◯とは、△△△』と書き出して『自分辞書』を作ってみてください。自己理解が進みますし、その言葉を発した時の効力も
変わってくると思います。
同時に相手が使っている言葉の意味に対しても敏感になるので、他者理解も進みコミュニケーション力が高まります。おすすめです。それではまた。
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