子曰わく、道に志し、徳に拠り、仁に依り、藝に遊ぶ。
人として正しい道を志し、これを実践する徳を本とし、
仁の心から離れないようにする。
そしうて世に立つ上に重要な芸に我を忘れて熱中する。
高速バスの中で読了した本の紹介です。
藝に遊ぶとは、仕事に熱中するとことだそうです。
その当時の藝とは、礼楽射御書数の六芸を指すそうです。
この本の中で下記のような内容が紹介されています。
仕事が苦しいからレジャー、バカンスで休みの時間がほしいというのは西洋的な考え方ですが、孔子のいう「游ぶ」というのは、そういう苦楽を忘れて、そのものに熱中しているということです。
子供は朝から晩まで動いているように見えますが、あまり疲れを感じません。
それは熱中しているからです。
これと同じように、仕事の上でも「游ぶ」という心境になれば、そんなにたくさん休みはいらないということです。
同じような内容のことで前職の社長に叱咤された経験があります。
「本気でこの仕事が大切だと誠な気持ちで働いていたら、疲れた顔にならないはず。」
仕事を游ぶ力が衰えた時だったと思います。
ど真ん中を生きるとは、まさに
自分のスキルを提供しながら、誰かを幸せに、そして自分もわくわくする、そのど真ん中を仕事として生きること。
ついつい熱中して時間を忘れてしまう。
仕事を游ぶ。