top of page

妙味津々

  • 執筆者の写真: yamashina shigeru
    yamashina shigeru
  • 2020年1月20日
  • 読了時間: 1分
実際人間の偉さというものは、ある意味では働くことを多くして、しかもその受けるところが少ない所から生まれてくるとも言えましょう。ですから諸君らも、まず人の一倍半の働きをして、報酬は二割減をもって満足するという辺に、心の腰をすえてかかるんですね

ぼくの知人にひとり、まさにそのような生き方を実践している人がいる。

毎回なんとかして、正統な報酬を受け取ってもらおうと、こちらが工夫するのだが、いつも、こちらの予想を超えるサービスを提供してくれる。

 

知人のこの人生は、明らかに妙味津々だ。

普通に生きている人生と違い、いいことも、悪いことも、いっぱい降り注ぎながら、常に笑い、人一倍働き、報酬は二割減の生き方を変えない。


ぼく自身、「先義後利」という言葉を大事にして生きているが、この生き方には到底及ばない。

 

この世は常に正直なのであれば、二割減分の貯金は、果たしてどうなるのだろう。

 

そこに、この生き方の真実があるように思う。


最新記事

すべて表示
意図せず世代を超える

修身を学ぶ会富山 修身教授禄続 第2講 立志 「死後に生きる」というテーマに対して、すごく共感していた時期があるのだが、一度躊躇した時がある。 「人生二度なしという覚悟で生きているが、死後に何かを残す生き方は選びたくない」 そんな声を聴いた時だ。...

 
 
 
醜さ

修身を学ぶ会富山 第6講 意地と凝り性 ひとかどの人間になる人は、小さい頃から、いろいろその特徴がある。 それが、「意地」と「凝り性」だということ。 ただ、どちらも、そのままだと、他者との比較の世界だったり、 醜い人間の欲望 である。 それを純化させていくことが大事だ。...

 
 
 
開講のことば

修身を学ぶ会富山 第1講 開講のことば まず感じたのは、森先生の生徒に対する厚い信頼だ。 どんな経緯で進路を選んだにせよ、この道を選んだということは、そこに少なからずの志があったのではないか。 大きな志がある人、何んとなくという思いの志。 いやむしろ、志など私にはない。...

 
 
 

Comments


bottom of page