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意図せず世代を超える

  • 執筆者の写真: yamashina shigeru
    yamashina shigeru
  • 7 時間前
  • 読了時間: 2分

修身を学ぶ会富山

修身教授禄続

第2講 立志


「死後に生きる」というテーマに対して、すごく共感していた時期があるのだが、一度躊躇した時がある。


「人生二度なしという覚悟で生きているが、死後に何かを残す生き方は選びたくない」

そんな声を聴いた時だ。

その発言を否定したいという感情が生まれたことを思い出す。

心が揺らいだ。



今、どう思っているのか。


大事なのは、時の流れを一度手放す。

時間を超える。

時間が消える生き方が大切なのだと思う。


一日の時間の中で、どれほど時を忘れ何かに夢中になれている時間を生きているか

それが大切なのではないか。


自分のエゴのために夢中になるということではない。

いや、本当の意味で夢中になれるのは、エゴを満たすものではないはずだ。


何かの力で突き動かされる。

この自分の範疇を超えた力を信じてみることなのかもしれない。


これも言葉って不思議なもんで。

「信じてみる」と書いてはみたが、実際は違う。

夢中になっているときは、信じるもなにも、すでにそうなっている。


言葉に置き換えた瞬間に、過去から今、今から未来に流れていく時間を意識することになる。

だけど、本当は、流れがない。

流れがないことを言葉にするのは非常に難しい。



話を戻す。


その自分の範疇を超えた力の源泉は、きっと多くの方と繋がっている夢なのかもしれない。

もしそうなら、その力から生まれた志は、意図せずとも世代を超えて、現実となる力があるのではないか。


次回

6月26日(木)20時から開催です。

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