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第14講 真実の生活


一段でも上に登ろうとする努力と、この場にとどまりハンマーを振るう覚悟。

どちらが正解だと言っているわけではない。


しかし自分は、ここで掘り進めるのだと、決心することの大切さを伝えてくれているように思う。


ただ、多くの人は、自分にとっての「ここ(掘り進める場所)」はどこなのか、この場所であっているのか、それに悩むのではないか。

梯子を登るか、掘り進めるか以前に、この場所がいいかどうかに不安を感じる。


では、それはどうやって自分の場所を見つければいいのだろうか。


そう考えていくと…。

ハンマーを振るうことが先なのではないか。

まずハンマーを振るうと決心すること。

そして、掘り進めていく。

そして、もしこれは違うと違和感を感じたのであれば、穴から出て一段梯子を上がるのもいい。


どちらにせよ、ハンマーを振るわないと始まらない。


そうなのであれば、誰が自分にハンマーを手渡してくれたのか。

誰が、この場所に導いでくれたのか。

その「縁」を大事にして素直に生きること。

これが真実の生活にとって大切なことなのかもしれない。



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