すべては1人から始まる
トム・ニクソン 著
この本をベースに勉強会をしています。
第14回目 みたらしソース部
11 クリエイティブな組織構造
ヒエラルキーのある組織を嫌う傾向があるが、本来ヒエラルキーは自然界の中に秩序として普通に存在するもの。
「ただそこにある」だけ。
ヒエラルキーが、善か悪かということではない。
クリエイティブ・フィールドに見合ったチームをつくる
組織の中で、チームがつくられるということは、全体のイニシアチブの中にサブイニシアチブが生まれるということ。
チーム=サブイニシアチブの誕生
ということは、そこには必ずサブソースの存在がいるということ。
それは一体誰なのか。
チームは、自然発生的にできていくもの。
それを全体ソースが受け入れることが大事。
動的な役割の力
本来、肩書や仕事内容を1種類だけで表現することは不可能なはず。
人は思いも寄らない形でビジョンに貢献することがあるということを忘れてはならない。
ひとりにひとつの役割を固定させてしまうのは、もったいない。
そう考えると、その人には一体どんな才能があるのだろかと「聴く力」が大事になる。
まとめると。
①各メンバーは複数の役割を担うことが適切だ。
②役割とは、どんな文脈でそのメンバーが「何をしているか」を表現したものであり、形式的なものとは違う。
③役割が生まれるのは、やるべきことを感じ取ったり、ビジョンに貢献するアイデアを提案するとき。
与えられるから、役割が生まれるわけではない。
自分の内なるコールを聴いたとき。
④各メンバーが担う役割は時間ととに変わる。
「自分の長所を活かせているか」
「自分の使命感に沿っているか」
この問いの答えがズレていくのであれば、役割を変えていく。
つまり、常に違和感を大切にし、自分との対話が必要だということだ。
⑤①~④の動きを最初から自立的にできないようなら、そのためのルールを設けてもいい。
役割とソース
責任は引き受けることしかできないし、決して与えられるものじゃない。
上司が部下に叱る「君には責任があるじゃないか」という発言は間違っているということになる。
責任ある役割というものは、ある個人がその実現に向けて取り組むことが、心からの願いを満たすものだと感じ、自ら深く身を投じるかどうか。
つまり、それぞれが抱く「何かをしたい」という内発的なモチベーションに寄り添うこと。
責任を引き受けるということと、自由であるということは、表裏の関係なのかもしれない。
つづく。
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