すべては1人から始まる
トム・ニクソン 著
この本をベースに勉強会をしています。
今回が最終回です。
20 本来の自分を取り戻す
行動とアイデンティティを切り離す
最終回にふさわしい、すごく深いテーマで語り合うことができました。
よろしければ、ぜひ動画をご覧ください。
執着しすぎて自分の行動を制限しているアイデンティティと向き合う。
自分は、どんなことに執着しているだろうか。
特に、お金に対してどんな物語を抱いているのだろうか。
例:
間違ったことをすれば恥をかく
愚かな人に見られてしまう
心の狭い人間だと思われる
課題を承れない弱さがある
運がない人だと思われる
次は、この執着しているアイデンティティを取り戻していく
例:
「私は、愚かに見える。それが最高だ。」
「私は、心の狭い人間だ。それが最高だ。」
「私は、課題を承れない弱い人間だ。それが最高だ。」
次は、そのお金の物語に付随していたアイデンティティの対極にあるものに目を向ける
例:
愚かに見える → 責任感と分別を持った人
心が狭い → 相手を信頼し、許すことができる人。許すばかりか、自分が責任を負う。
課題を承れない弱さ → 自分を大切にし、強い生命力がある。
それはポジティブなことであり、むしろそのアイデンティティを身につけているほうが心地いいこと。しかしそれも執着であり、時として行動を制限している可能性がある。
その対極にあることに沿って行動することは、自分にどんな意味を与えてくれるのだろうか。
例:
責任感と分別を持った人 → 人に与えること
相手を信頼し、許すことができる → 人を導く
自分を大切にし、強い生命力がある → 相手を慮ること
この執着を手放していく。
私は「ポジティブなアイデンティティ」であってもなくても、「ポジティブな行動」だ。
例:
「私は、責任感と分別のある人であってもなくても、私は人に与えている」
「私は、相手を信頼し許すことができる人であってもなくても、私は人を導く」
「私は、自分を大切にし、強い生命力があってもなくても、私は他者を慮る」
このフォーマットに従って自分自身はどうなのか考え、言葉に発していく。
そのときの身体の変化を観察する。
適切な言葉を発見することはすごく難しい。
人との対話と繋がりの中で考えていくことになる。
動画では、この実例を紹介しています。
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