発願
- yamashina shigeru
- 2月18日
- 読了時間: 2分
修身を学ぶ会富山
第9講 発願
「道の上では師に譲らず」
第9講の最初のところに、この言葉が紹介されていた。
この言葉にすごく似た有名な論語の章句がある。
仁に当たりては
師にも譲らず
自分の心にある「仁」。
思いやる心、相手を大切にしたい気持ち、大事にしたい気持ち。
自分が一生ついていこうとする尊敬する師がいるとして。
その師からのお願いだったとしても、自分の中にある「仁」に反することであれば、師であろうが自分の気持ちを譲ってはならない。
そういった意味の章句だ。
今回のテーマ「発願」と呼べるものが、自分の言葉として表現できるかといえば、できない。
ただ、「仁に当たりては師にも譲らず」という章句と、自分の発願はすごく近いところにあることは感じる。
この章句と向き合うと、いろんな気づきに出会うことができる。
まず大切なのは、譲らないことは、「正義」ではないということ。
仁、つまり思いやる心だ。
正しさを貫くことではなく、生まれながらにある「仁」を譲らない。
「思いやり(仁)」ということは、すでに、自分ひとりのことを考えていることではないということ。
また、「思いやり(仁)」は、地位、お金、年齢に関係がない。
シンプルに平等だ。
では、「仁」に生きようとしたとき、それはどんな生き方になるのだろうか。
思い浮かぶのは、「目の前の人、目の前の人が発する言葉、目の前で起こる出来事、それは自分だ」と思えるかどうかなのかもしれない。
ここで、「かもしれない」という表現にどうしてもなってしまうのは、ここに自分の弱さがあるのだと思う。


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