親子論語塾
子曰わく、
性相近し。
習い、相遠し。

安岡先生が中学校へ論語を教えにいったときのエピソードを教えていただいた。
学年ごとに中学1年から高校まで、論語の授業を行う。
その学校は中高一貫で、学年ごとの変化を体感することができる。
中学1年、2年は、席に座る順番に整列した状態で講堂に入場し、一言もしゃべらず席に座り、授業が始まるのを待つ。
授業が終わると、静かに起立し、順番に退場する。
安岡先生は、すばらしい態度に感動をしていたが、校長先生が「これじゃダメなんだよね」とポツリと言われたそうだ。
中学3年生の入退場は、1、2年生とは全く違っていた。
整列はせず、ひとりひとりバラバラに入場する。
それでも5分前には全員が着席し、一言もしゃべらない。
さらに、全員が制服のブレザーのボタンが全部とまっていることを確認し、背筋を伸ばし聞く姿勢をつくっている。
やるべきことが決まっているのなら、やるべきことをするために必要な時間や計画を自ら考え実行する。
そして、人の話を聞く姿勢はどうあるべきか。
そういった習慣を身につけている。
自分で目標を決めて計画ができるからこそ、反省ができる。
これもいい習慣。
そんな習慣が身に付けば、たとえば就職面接の時など、人生の大切なときに、当たり前にできることがあることは、大きな力となる。
子曰わく、
性相近し。
習い、相遠し。
人は生まれた時には大きな差はありません。
その後の習慣や学習の違いによって、差は大きくなります。
論語塾のはじめの「書」は、慮。

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