top of page

背中

更新日:2020年5月4日

其の身正しければ、令せざれども行われ、 其の身正しからざれば、 令すと雖も従わず。

上に立つ者が行状正しく品格があれば、命令しなくても民は従う。

自らが不正をはたらいていながら、厳しく命令しても、誰も従ってはくれない。

(「実践・論語塾」安岡定子著)


この章句でいう品格とはいかなるものなのか。


品格は、人に宿るのか。

それは確かにそうだろう。


では、

人がつくったモノにまで品格が宿るのか。

もし、そのようなことができる人間がいるのであれば、それを職人と呼ぶのかもしれない。


品格は、肩書にも宿るのか。

肩書という言葉に品格が宿るのであれば、それは歴史の力であろう。

ただ、歴史であるがゆえに、今や未来に本当に品格があるかどうかは、しっかりと判断しなくてはならない。


どちらにせよ、人が品格をつくることは間違いない。

そして品格がある故に、人が動き、歴史を作る。


では、それほどにも重要な品格を重んじる教育はいかにあるべきか。

それは言葉の教育ではなく、実践教育だろう。

背中が何を語るか。


ど真ん中を生きる背中。

自分も、自分が関わる仲間も。

それを大事にしていきたい。





最新記事

すべて表示
思惟と実践

朝活大学素読会 今回も大きな気づきがありました。 古の明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、先ず其の國を治む。 其の國を治めんと欲する者は、先ず其の家を齊う。 其の家を齊えんと欲する者は、先ず其の身を修む。 其の身を修めんと欲する者は、先ず其の心を正しうす。 其の心を正しうせんと欲する者は、先ず其の意を誠にす。 其の意を誠にせんと欲する者は、先ず其の知を致す。 知を致すは、物を格すに在り。 物を格

 
 
 

コメント


bottom of page