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執筆者の写真yamashina shigeru

観る

楓蔦黄 もみじつたきばむ



楓や蔦の葉が色づく頃。

大阪の自宅の横には結構広めの公園があります。 そこに植えてある木々たちはすでに紅葉も終わりかけです。

ここ数年、落ち葉を集めて末っ子を埋めてしまう遊びをしていたのですが、もう気づいたときには落ち葉も縮んでしまっているものが多く、そんなにボリュームがない状態になってしまっていました。


最近、空を見上げましたか。

この七十二候の言葉を見たとき、ふっと空を見上げました。 傍に木があることのおかげです。

木があり、紅葉を眺めたく、空を見上げる。 この何気ない行動には、「観る」という意識が必要になります。 身体動作を伴いながら、自然の変化を観るという行為。 この感覚は、意識なく日常の営みにあるといいのだろうなと思えた。



妻と久しぶりに朝ランで鶴見緑地公園へいった。 本来なら公園入口の池で折り返すのだけど、今回は公園の中をゆっくりと1周した。


この七十二候を知ったことで、ゆっくりと紅葉を観たかったのだ。

すると1本、まっ赤に染まった木を発見できた。


実は鶴見緑地公園が、大学生時代毎日のように遊んだ思い出深い場所でもある。

インラインホッケーを夜中から朝方まで、いつも楽しんでいた場所だ。



【楓と紅葉】 葉の切り込みが深いものをモミジ 切り込みが浅いものをカエデ と呼ぶらしい。

モミジは英語ではメープルらいしのだが。 印象だけ考えるとモミジとメープルは全く違うように感じる。

モミジからシロップは採れるのだろうか?


#72プロジェクト 72プロジェクトとは、日本の七十二候に向き合い、生活の中の変化に出逢うプロジェクトです。 そのことで、 ど真ん中を生きる中で、命の縦軸を慮る。 (生まれ育たった風土と自分の関係性)


ど真ん中を生きる中で、未来への絆を深める。 (生活の中の気づきを子どもたちへ伝承)


ど真ん中を生きる中で、今に思いを馳せる。 (営みの中の小さな変化への気づきを察する)


そういったプロジェクトです。

七十二候のパステルアート ここあーと みやばやし ともこ

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