志(こころざし) 小林 茂 昭和48年 初版
ど真ん中の仲間から勧められた本。
出世欲、優越欲、支配欲を満たすために人間が生み出したものが「組織」とするなら、組織の問題は、人間の問題になるとバッサリ。
組織は人間が産み出したもの。
自分たちが産み出した道具に振り回されているに過ぎない。 お金の問題と同じ。
では、組織という道具を使いこなすためには何が必要か。 それこそ「志」だと。
ところが、立志の行程が社会の中から抜け落ちている。 そこが問題だと。
立志の能力をプロジェクト化の能力といい、 「それはその場にあって、なんとかしようとする能力だ」という井深大氏の言葉。
井深氏のなんとも分かりやすい言葉だろう。 「その場」でなんとかする能力。
その場とは、まさに自分の情況の中にある実践なのではないか。
これは、ど真ん中ワークにも共通する。
人間は弱い。 実践の誓いを果たそうとするのなら、志を立てなければならない。
それが、プロジェクトを立ち上げる力となり、今置かれている情況をプラスに変える能力になる。
またひとつ、背中を押して頂いた。
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