いのちを伝え、いのちを繋げ続けていきたい Vol4
名刺を作らせていただいた方との対談動画です。
土遊野の河上めぐみさんとの対談です。
今回でラストになります。
▼土遊野
五感で“生きていること”を実感できる里山、いただく命と食べてくださるパートナーに「ありがとう」。この支え合う農の営みを、次世代にも繋げていきたい。
土遊野(どゆうの)では農薬・化学肥料を一切使わず、人にも環境にもやさしい作物を育てています。
いのちに報いたい
私の底の底、自分がどうしたいのか。 いのちをつなぐ農業をどうして知ってほしいのか。
ある土遊野見学者、親子の声。
「目の前で鶏を捌くところは、怖いし見たくない。」
でも、それを見ずに、おいしいとお肉を食べることへの違和感。
「命をいただいてい生きていることを、もらっている命そのものにありがとうって当たり前のように思ってほしい。」
どうして命の現場のことを知ってほしいと思ったのか。
もっと純粋な動機を掘ってみた。
自分が鶏を絞めるときに、いつも奪って当然の命とは思わない。
いつもそこに感情を載せている。
その時、言葉では命に「ありがとう」と言うけど、「命を奪ってしまってごめんね」という感情を「ありがとう」で覆いつくそうとしているのではないか。
このもらっている命を無駄にしてほしくない。
お肉を食べておいしいと言ってもらえて、心からありがとうってその子(鶏)たちに向かって言える。
命に前向きに向き合いたいと思ったのも、息子のおかげである。
逆に、悲しい気持ちに覆われることもできる。
ダークな力を利用するほうが、強いエネルギーを生み出すことができるのかもしれない。
命は、残酷だったり、冷たい悲しい感情が必ず孕む。
誰にも。
もう一つの命の良さが、暖かさ、ぬくもりや愛。
そちらにエネルギーを変えたい、伝えたい。
そこで「報いる」という言葉が生まれた。
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