惹かれる理由
- yamashina shigeru
- 5 時間前
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「真向」から向き合う(3)
大学生の鵜飼涼くんとのど真ん中名刺づくり。
ど真ん中エディットワークに向き合ってもらった内容をお聞きします。
ブログで紹介するのは今回は初めてですが、前回からのつづきになります。
鵜飼くんは、学生団体「あなろまっち」のメンバーである。
あなろまっちは、これまでも何度か紹介させてもらっているが、富山の複数の大学のメンバーで成り立っていて、学生と高齢者を繋ぐ活動をしています。
(鵜飼)
ぼく、嫌われることに対して、抵抗がないのです。
話し合いの中の誰かの発言に対して、自分が出した疑問符や否定に対して、真向から否定されると、「面白い!」となってしまう。
あと、これまで自分は嫌われることは当然だとおもって生きてきた。
中学時代高校時代に、嫌われつづけて慣れてしまったことも関係している。
(山科)
「嫌われるというのは当然か」ということを疑うことも必要なのではないか。
鵜飼くんはプロジェクトマネージャーとして、提案内容や常識の範囲内からの発言に対して、疑問をもつ、否定してみるということを大切にしている。
確かにそれは、新しい視点や気づきを促すことになるだろう。
しかし、いざ自分の生き方に対してだけ、疑問符をつけ忘れているように感じた。
「自分はそうだ」ということを刷り込んでいるように感じた。
もしかすると、「あなろまっち」に惹かれた理由に、それがあるのかもしれない。
常に寛容であり、お互いを尊重しあう組織に身を置いた時、誰かの発言に対して「YES」を前提とした組織(あなろまっち)の中で、自分の生き方を考え直すきかっけになるのかもしれない。
鵜飼くんにとって「あなろまっち」は、
・自分の「嫌われることに慣れた」という仮面を脱ぐことが許される場所
・「本当は、どう思われたいのか」を問われる場所
・嫌われること、否定されることに慣れた自分を、肯定の前提で再構築できる場所
(動画では、ここまで話していませんが)
(鵜飼)
ぼくにとって「嫌われてもいい」ということに対して疑問符をつけることが一番の恐怖なんです。
これこそが恐怖です。
(山科)
だからこそ、無意識に一番自分が恐れていることに興味を持ち、あなろまっちに惹かれたのではないか。
自分の恐れに対して向き合うには、最適な場所なんではないかと。
最後に紹介したいことありますか?
(鵜飼)
ぼくはモノに例えるなら、燃料だと思っている。
燃料といっても、ガソリンではなく、ニトログリセリンみたいな。
そんな役割を担っていると感じている。
今、いろんな場所でプロジェクトが進んでいるのですが、そこに対してエンジンの回転数を加速させる役目だと思っています。
つづく。
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