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恩贈り

執筆者の写真: yamashina shigeruyamashina shigeru

今治おせっかい観光大使(1 動画は4)


今治おせっかい観光大使 ちょっちゃん こと、越智千代美さんとのど真ん中名刺づくり。

今治に生まれ、酒屋の娘として生まれ、絵本の読み聞かせ、幼稚園の先生、おせっかいと。

臨死体験を何度も経験する。


▼今治ばりばりチャンネル


▼神野商店




(山科)

youtubeチャンネルの開設

絵本の読み聞かせ

絵本カフェ 絵本バー

公民館活動など


今までは、越智さんが目に見えるカタチで活動してることを教えていただいたが、その活動を支える根底にある想いは何か。



(越智)

恩を贈りたい」という気持ちが強い。

子育てをしてきた中で、多くの人たちに支えられた経験を若いママたちに伝えたい


要は、昭和時代のおせっかいおばさんなんです。

人が好きすぎて、ぐいぐい行くタイプ。


観光客に

「どこから来たん」

「この後どうするん」

「どこに今日泊まるん」

「料理は何が好きなん」

今治のおいしいお店を紹介してあげて、予約までしてあげる。



(山科)

声かけるまではできたとしても、「これからどうするのか」「どこに泊まるのか」という質問は、ぼくだったら、友人でもできないかも。

プライベートな質問をして、どう思われるか心配になってしまう。


そこにある力は何ですか。



(越智)

今治を大好きになってかえってほしい。

なんなら、今治の良さを宣伝してもらって、私につないでくれたらいいよって伝える。


一度、都会に憧れて短大を出たのがきっかけで名古屋に2年だけ過ごした時、近くに海も山もなかった。

そのときに、普段当たり前のように見ていた地元の海、山が好きだったんだなと自覚できた。



(山科)

ちょっと意地悪な質問かもしれないけど、越智さんは、今治が好きなのか、自分が生まれ育った土地だから好きなのか。



(越智)

生まれ育った土地だからです。


それと、「ハッピースマイル」を立ち上げたきっかけを伝えるときに、

「神野商店、酒屋になんで生まれたんだろう」

「今治になんで生まれたんだろう」


これからの人生、ここで生まれた意味が問われるなと思う。

土地って、ご先祖様から受け継いだもの。

神野商店は、弟が三代目を継いでいる。

神野酒店のモットーは「信用第一」です。

それに準じた両親であり、祖父母だった。



(山科)

最近思うことがあって。

今自分がここにあり、仕事をしている。

それはなぜなのか。

その理由を、祖父母のこと、両親のこと、土地のことを紡いで、大いなる物語を語ることができる。

物語は、自分を納得するため、他人に理解してもらうためにもすごく有効だ。


しかし、もし、その物語がなかったとしても、今この仕事を好きになっているだろうか、または同様の仕事を選択しているだろうか。

と、問いかけたとき、「そうだ」と答える自信があることに気づく。


なんか、これはすごく大切なことだなと思える。



(越智)

山科さんの話を聞いていて思い出したこと。

幼稚園の先生に30数年ぶりに復帰した時に、湧き上がる想いがあった。


「私はここに帰ってきたんだ」


身体的感覚が呼び覚まされたように思えた。

やっぱり私は幼稚園の先生が好きだったんだと。



(山科)

幼稚園の先生も恩贈りじゃないですか。

子どもたちに恩を贈ることであり、子どもたちへのおせっかいであり、人が好きでないとできない仕事。

この身体感覚ってすごいな。



(越智)

この感覚があったからこそ、自分の好きだけで生きていくことが楽なんだということに気づいた


「〇〇くんのお母さんという枠も外れたし、どんどん外れていく中で、ほんとに好きなことだけやろうと思ったら、公民館活動に復帰していた。


誰かに何かをお願いされたら、私でお役に立てるなら大いにやらせていただくという気持ちがある。

それは、命があったから。

臨死体験を3度も4度も経験してきた。


これは、わたしだから乗り越えてきた人生なんだと思う。


つづく。

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