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執筆者の写真yamashina shigeru

愛と愛

おうち、にいるひと Vol2


前回の続きになります。


ある地方の校長先生のお話


「今一番したいことは何か」

と生徒に問いかけると、7割ぐらいの生徒が「ぼーっとしたい」という返事が返ってきた。



子どもたちは、何もしない時間がないらしい。

その背景には、子どもにいろんな経験をさせたいという想いから、習い事をたくさんしている。

また共働きで、仕事が終わるまで預かってもらえるからという理由で、習い事に子どもたちを通わせることもある。


子どもたちに聴くと、「しんどい、やめたい」という声を聴く。


当初は、しんどいと言わない子は、大丈夫なのかなと思っていた。

でも、それも違うみたい。


子どもたちは、お母さんが自分のために習い事に通わせてくれていることを理解している。


お母さんが喜ぶ姿を見たい。 だから言えない。

すでに大人になった娘に当時の話を聴くと


「どうせ聴いてくれなかったでしょ。」

って言われる。


大人が子どもの話を聴いてあげる時間もないのだ。


お母さんたち自体も迷っている。

それも言える場所がない。


そこには、お母さんは弱いところ見せてはいけない、という固定概念も存在する。


つづく。

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