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執筆者の写真yamashina shigeru

パーパス

Harvard Business Review

PURPOSE

読了(結構飛ばし読み)

 


以前、大阪で取材させていただいた印鑑屋さん。中川政七商店の印鑑を代々作っていると言われていました。

その中川政七商店のインタビューが掲載されています。 以下。


「自分たちはどうするのか」と考え始めたのですが、これがなかなか出てきませんでした。 (略) 天から降ってきた言葉が「日本の工芸を元気にする!」だったのです。 本当に降ってきたとしか言いようがありませんが、いまあらためて振り返ると、いくつかのきっかけが重なったのだと思います。 当時、仕入れ先の方々が「いままでお世話になりました」と廃業のあいさつに来られていました。これが毎年、数件ずつ継続的に起きていることに気づきました。 (略) つまり、伝統工芸の廃業を防がなければならないという「MUST」と、日本の工芸を元気にしたいという「WILL」、そしてブランディングのお手伝いができるという「CAN」がありました。 「やらなければならないこと」と「やりたいこと」に加えて、「やれること」という3つの円が重なって、ビジョンが生まれたのだと思います。

どうっすか。 ど真ん中ですよね。

ぼくもまったく同じような道を歩みました。 そして、みんなもそうなのではないかと思います。

ここで書かれている「天から降ってきた」ような感覚。 ど真ん中名刺の打ち合わせをしていて、まさにそんな天から降ってたような場面に何度も立ち会ったことがあります。 これは、決して偶然ではなく、諦めずに考え続けた結果、突然つながる瞬間があるということなのでしょう。



中川政七商店の言葉では「MUST」「WILL」「CAN」の3つの円で表現されていますが、ど真ん中エディットワークでは「MUST」「NEEDS」「WANTS」で表現しています。


この違いは、会社のビジョンを考える上で現状の状況を主観的かつ客観的に把握してデザインしていく作業と、より個人的かつ主観的に、さらに感情的に自分のど真ん中と向き合う場合とで違うのだろうと思います。


社長として、「MUST」「WILL」「CAN」で考え、自社にとってどうかという視点で考えるほうが、わかりやすいというパターンもあるでしょう。

ただ、個人的には、まずは自分はどうか。喜怒哀楽の中から、「NEEDS」と「WANTS」に向き合うこと。

そこから始めることは大事なんじゃないかなと思っています。



この著書は、実は何気に難しくて、かなり飛ばし読みしました。 ミッションとビジョンとバリューとパーパス この違いについての紹介と、具体的な実例が紹介されていました。

ただ結構専門用語が多く、ぼくにもちょっと難しかったです。

ただ、せっかくなので、ヤマシナ印刷についても考えてみました。



ミッション WHY 自分たちは社会の中に何を働き掛けたいのか。組織の存在意義。

「志の地産地消」

何かやりたいと思う人を、地域の中で応援しカタチにしていくためのサポートができる。

そんな文化を醸し出したい。

これは、軽印刷としてできるスキルの提供にも通じる。



ビジョン WHAT 組織が目指す理想の状態、景色。

「誰もがど真ん中を生きる選択肢があることを知り、その上で自由に生き様を選べる社会にする」

志の地産地消がなされていけば、必然的に、この生き様に向き合っていくことになると思う。そのときに、空気に流されず、矛盾なく自分の道を歩める状態へ。



バリュー HOW 組織メンバーが共有する価値観

「地域の暗黙知の図書館としての機能を果たす。」

地域に埋もれ、なくなりかけている暗黙知を人に寄り添い大切に収集保管し、必要な方に必要なタイミングで最善のカタチで渡す。

そのためにも、ひとりひとりに向き合う姿勢が大切だ。

暗黙知は、その地域らしさを作り出している種であり、言語化が難しい故に、ネット中心の社会の中で置き去りにされがちだ。

しかし、この暗黙知にこそ、地域コミュニティにとって大切な情報が含まれている。

これは、まさに軽印刷だからこそ、自然に会社に集まってくる情報だ。それかそ我々の価値(バリュー)であり、その価値を理解し、大切に扱っていきたい。



パーパス 自分たちは社会の中でどうありたいのか

「全力で軽印刷である。先義後利の判断基準で接する」

ミッション、ビジョン、バリューをカタチにしていこうとしたとき、自分たちはどうあるべきか。

奢ることなく、全力で軽印刷であるか。

つい利益中心への考えにならずに、先義後利の判断基準で接することができるか。

このパーパースこそ、座右の問いであり、常に意識して行動していきたい。


上記は、会社で決めた内容ではなく、僕個人の意見として書かせていただいた。

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