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執筆者の写真yamashina shigeru

三位一体

一期一会に生き、新たな文化を創るクリニック Vol2



在宅医療を行い地域医療に貢献することも開院した理由の1つだと語る、石川県野々市市にある、なかざわ腎泌尿器科クリニックの中澤院長との名刺づくり。

専門分野を通じて、地域創生、人材育成、在宅医療を考えます。

前回からのつづき。


▼なかざわ腎泌尿器科クリニック




スタッフ一人ひとりが指名を頂ける存在


これは特に、医療界ではなかなかできないことなのではないか。

医療は資格ビジネスに近いので、どうしたって資格をもっているひとりの人間に集中するモデルになる。


でも、医者以外でも、多様な価値を提供できるのではないか。


・笑顔を届ける天才

・ひたすら聞くことができる専門家


みたいな医療行為以外でも、スタッフが携われる方法があるはずだ。

その上で、スタッフ一人ひとりが指名を頂ける存在となっている医療現場は、ないのでは。


そこを目指さないといけないと思っている。 自分も含めて、人として成長しないと次にいけないと思っている。


「地域に根ざす」

これがキーワードになってくると思う。


医療機関という立場だけだと、地域の中の文化にならない。

あそこは地域の一部だと思っていただけるような活動ができればいい。


病院はどうしても敷居が高いので、よろず相談所のような価値観で利用してもらいたい。

それをしていく上で、新しいデバイス等を導入し、地域、地域の患者様に信用してもらわないといけない。

常に前にいける状態をつくっていきたい。


先生の腕のよさだけが評価されるのではなく、「あの病院いいよね」と、空間で認めてもらえるようなブランディングができればいいなと思う。


「あの先生いいよね」はあるけど、「あそこ(空間)いいよね」にはならないので。

たとえばスターバックスは

・スターバックスという空間に対するブランディング

・スターバックスでコーヒーの飲むという利用者にとってのプライド

・スターバックスでスタッフとして働くことに対するプライド

この3つが三位一体となってバランスよく調和できているから、すばらしいのだと思う。


つづく。

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