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執筆者の写真yamashina shigeru

発酵文化

「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」

The Power of NOW

A Guide to Spiritual Enlightenment

飯田史彦監修

エックハルト・トール著

あさりみちこ訳


毎朝5時からの音読会


第8章 さとりに目覚めた人間関係をきずこう

第4節 「中毒的な人間関係」を「目覚めた人間関係」に変える方法



この章を共に読み、感じたことを残します。

特に関さんから多くのヒントをもらえました。



①愛と発酵文化


日本には当初「愛」の概念が入ってくる以前から、すでに日常の中に「愛」に似て非なる感覚が存在していた。

たとえば、「慈しみ」「和」「義理」「恩」「情」「まな」、こういった言葉が「愛」に近い言葉としてあった。

この言葉たちの根底にあるものをふと考えてみると、思い浮かんだのが「発酵文化」である。

お酒、味噌、醤油、納豆、漬物、保存食…。


日本文化の深層にある「慈しみ」や「和」の感覚と、「発酵文化」の関係についてAIに聞いてみると、共通点を上げてくれた。



1. 忍耐と待つ心

発酵は時間をかけて熟成させるプロセスで、すぐに結果を求めず、じっくりと待つ姿勢が必要です。この「待つ」精神は、人との関係でも自然と求められる「忍耐」や「受容」の心に通じ、自然に育まれる愛情や信頼のように、急がず穏やかに発展していくものです。こうした忍耐の心が、無理に形にしない日本の愛の在り方にも表れているのではないでしょうか。


2. 共生と調和の精神

発酵は微生物との共生の結果であり、その環境を整え、自然の流れに沿って進むことで成り立っています。これは日本の「和」を大切にする文化にもつながり、人との調和を重視し、争いを避ける性質とも共通しています。この「共生」の精神は、相手を無理に変えたり主張しすぎたりしない日本的な愛情表現にも影響を与えたかもしれません。


3. 循環と永続性

発酵食品は保存が利き、長期にわたって食べることができるため、「永続するもの」の価値を教えてくれます。発酵は一時的な効率性よりも、長く続く関係性を大切にするという、永続的な価値観を育みます。これは、時間をかけてじっくりと築かれる人間関係や、持続的な愛情と重なるものです。


4. 自然を尊重する謙虚な態度

発酵は人間の管理を超えた自然の力を利用するものであり、自然の営みを敬う謙虚さが求められます。この謙虚さは、自然や他者に対する感謝や思いやりと深く結びつき、無償で何かを与える「まな」の精神や慈しみの心に共鳴しているように思えます。


AIさん、スゴ!

 

 

②母との関係その1


以前音読会で紹介させてもらったぼくの中にある母との物語。

母が仕事で見せてくれる顔と、家庭の中で見せてくれる顔のギャップ。

幼少期、このギャップに嫌悪感を抱き、母と会話することが辛く感じた経験。

 

今ぼくが取り組んでいるど真ん中名刺とは

仕事×社会貢献×ワクワク=ど真ん中

それを表現する名刺をつくるお手伝いをしている。


ど真ん中名刺をつくろうと思い至ったエピソードはある。

詳しくは語らないが、「プロボノ」の活動をしていたときに、継続が困難になったことだ。


しかし、そもそもなぜその時も、そして今も、ど真ん中の生き方を望んだのだろうか。

ひょっとして自分が幼少期の痛みを取り除こうしている欲求なのではないか。


これは、自分の中で全くこれまで意識すらしてこなかったこと。

実際にそうなのか、偶然なのか、それは分からない。

しかし、確かに幼少のころに苦しんだ母の二面性は、仕事とプライベートの分離で、その分離を減らそうというのがど真ん中だ。



母との関係その2


昨夜、実家に戻ると玄関にすごく素敵な生け花があった。

母は生け花の先生であり、常に玄関には、花が生けてある。


母の生け花が幼少のころ嫌いだった。

この話も一度ブログで書いたことがある。


この話も同様に、最近まで、「生け花をするときに、伝統的な流派の型にあわすために、枝を曲げたり削ったりするのが嫌い(怖い)」からだと思い込んでいた。


しかし、その根底に流れていたのは、生け花に原因があったのではなく、もっと自分にかまってほしかったからなのだと思う。

母の生け花に向き合う姿勢と真剣さが、仕事のときの顔と似ていたのだと思う。


原因が見えてくると、目に見える景色も変わってくるのだが、生け花を観ると今でも少し心が痛む。

その痛みと自分を繋ぐのは、「芸」「美」だ。


芸術や美が、なぜ大切なのか。

それは、痛みを乗り超える力を与えてくれるからなのかもしれない。


昨夜、母の生け花を観てそう感じました。

そして今朝、その撮影をしてきました。

実家に着くと、玄関の前で母が待っていた。



④妻とのランニング


妻が、2週間近く体調が悪く、喉も痛い。やる気が全然起きない。

もしかすると、今までだったら、イライラの原因として夫婦のコミュニケーションに傷が入ったり、寝込んだりしてしまったかもしれないが、今回は、二人で大阪城まで朝ランに行きました。

身体で受け取った感覚の話をしました。


「長男が着ていた服が羽が生えているかのように軽くなる」

「その感覚分かる」

「ひょっとしてみんなのマイナスを吸収して、浄化しているのかな」

「私は天使を生んだのかもしれない」

 

他人には聞かれたくないようなすごく身体感覚的な会話です。


「たぶん、これで風邪は治るね」

「うん、治った」


大切な時間でした。



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