情熱を燃やす
- yamashina shigeru
- 1 日前
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A NEW EARTH
二巡目 第26週 振り返り
今回で二巡目ラスト。
更新に時間がかかってしまいました。
毎朝5時から参加させてもらっている音読会とは別に、朝活大学素読会を行っている。
中国古典「大学」を素読している。
大学×ニューアース
に、チャレンジしてみたくなりました。
大學の道は、明徳を明らかにするに在り。
民に親しむに在り。
至善に止まるに在り。
この地球に新しい意識の周波数を根付かせる「錨」となる担い手になる道は、受け入れ、楽しむという玄徳を積むだけにとどまらず、ビジョンを描き、情熱を燃やし、内なる目的と外部的目的をひとつになる明徳を明らかにした生き方だ。
根を大地深くまで伸ばすことは大切だが、花を咲かすこと、ど真ん中を生きる。
その生き方は、対立を生まない。
誰とでも、つながりあうことができる。
そして、情熱とエゴが共存できないように、善悪といった二元論ではなく、道理に叶った行為ができるようになる。
止まるを知りて后定まる有り。
定まりて后能く靜かなり。
静かにして后能く安し。
安くして后能く慮る。
慮りて后能く得。
道理に叶った視座をもてるようになると、心はひとつに定まってくる。(定)
すると、心静かになりリラックスでき、スペースが生まれる。(静、安)
スペースがあることで、人と根っこでつながりあえるようになる。(慮)
そうなると、どこに進むべきか、命の声、コールが聞こえてくる。(得)
言葉にすると順番に説明しているが、これはひとつとして起こる。
物に本末有り。
事に終始有り。
先後する所を知れば、則ち道に近し。
物事には必ず本と末、終わりと始まりがある。
何を先にし、何を後にするべきか知って行動すれば、人の道に大きく外れることはない。
古の明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、先ず其の國を治む。
其の國を治めんと欲する者は、先ず其の家を齊う。
其の家を齊えんと欲する者は、先ず其の身を修む。
其の身を修めんと欲する者は、先ず其の心を正しうす。
其の心を正しうせんと欲する者は、先ず其の意を誠にす。
其の意を誠にせんと欲する者は、先ず其の知を致す。
知を致すは、物を格すに在り。
「新しい地」を実現するには、国や民族といった根底に流れているペインボディに気づくこと。日常が機能不全だということに気づくこと。(平天下→治国)
ペインボディを乗り越えるには、親しい人や家族の間にあるエゴにも向き合うことになる。(治国→斉家)
家族との関係性をととのえようとするなら、エゴを意識化し、身体や心が何と同一化しているのかに気づいていく。(斉家→修身)
同一化から離れるために、自分のシャドー(影)を知り、心を正常に整えていく。(修身→正心)
心を正常にするには、意識をととのえなければならない。(正心→誠意)
意識を誠にしたいのであれば、「いまに在る力」とつながること。(誠意→致知)
「いまに在る力」とつながるには、自分とは一体何者なのか、自分に反えるところからはじめる。(致知→格物)
物を格して后知至る。
知至りて后意誠なり。
意誠にして后心正し。
心正して后身修まる。
身修まりて后家齊う。
家齊いて后國治まる。
國治まりて后天下平らかなり。
自分に反り、いまに在る力とつながり、意識を誠にしていく。(格物→致知→誠意)
シャドー(影)に気づき心を正常にし、同一化から離れ、自らハンドルを握れるようになる。(誠意→正心→修身)
無意識を意識化することで、スペースが生まれ、根っこでつながれるようになる。(修身→斉家)
そうなると、受け入れ、楽しみ、情熱を燃やし生きることで、内なる目的と外部的目的がひとつになり、家がととのい、国がおさまり、新しい地をもたらすことができる。(斉家→治国→平天下)
天子自り以て庶人に至るまで、いつに是れ皆、身を修むるを以て本と爲す。
其の本亂れて末治まる者は否ず。
自分に反えり、いまに在る力とつながり、意識を誠にし、心を正して、あらゆるものへの同一化から距離をとる。
ここまでが「本」である。(格物・致知・誠意・正心・修身)
家がととのい、国がおさまり、新しい地が実現する。
これは「末」であり、結果でしかない。(斉家・治国・平天下)
この本と末を逆にして、うまくいった事例は歴史上ない。
其の厚くする所の者を薄くして、其の薄くする所の者を厚くするは、未だ之れ有らざるなり。
つまり、厚くすべき「本」をおろそかにし、薄くすべき「末」に力を注ぎすぎると、本末転倒であり、長期的に見れば、うまくいかなものだ。
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