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執筆者の写真yamashina shigeru

2つの道

やりたいことなんてなくていい

将来の不安と焦りがなくなるキャリア講義

伊藤羊一



今ある仕事に専念すること。

その意味と素晴らしさを丸ごと1冊を通して教えてくれる本だった。


これはまさにど真ん中名刺を作る過程で大事にしていることと一致している。

こんな素敵な本が手元に届いたことに感謝!


本の中には大切なメッセージが数多く散りばめられている。

そのひとつ。


「過去を振り返り、現在を知り、未来に想いを馳せよ」

とある。


ど真ん中名刺を説明するときも、同様な伝え方をする。

普通に暮らす人が、ど真ん中を目指す場合、二通りの道があるのではないかと。

もちろんいろんな道があってもいい。

ただ、素直にど真ん中へ歩もうとした場合、大体2つの道になるのではないか。


そのひとつがこれだ。


まず過去に向き合う。過去とは、今やるべき仕事だ。

いまここに仕事があるのは、これまでの人生の集大成であり、人のご縁があったおかげであり、その仕事そのものは、過去からずっと繋がって自分にたどり着いたものである。

だからこそ、まずその過去に向き合う。

そうすれば、現在の自分の気持ちが見えてくる。


現在の自分の気持ちが見えたのならば、

過去×現在=いまできることを考える。

 

それが見つかり実践できれば、

次のステップが、未来だ。


過去×現在だけでは、利己的な活動になりやすい。

ここで立ち止まらず、未来への希望を見つめ、繋ぎ合わせていく。

 

つまり、過去×現在×未来へと続く。

それがど真ん中への歩みのひとつの道だ。


まさに

「過去を振り返り、現在を知り、未来に想いを馳せよ」

という言葉に集約される。


ただ、もうひとつ道がある。

実はこちらの道のほうが、より進みやすいのではないかと思っている。

年齢による差があるかもしれないが。


それはこんな道だ。


まず過去に向き合う。

今やるべき仕事に没頭するということは変わらない。


そうすれば、未来がどうあるべきかが見えてくるのではないか。

「過去に向き合ったからこそ、こんな未来を作り上げたい」と。


つまり過去×未来だ。

そして今できることで実践する。


ただこのままだと疲弊してしまう。

なぜか。


現在の自分の心を素直に大事にしてないからだ。

どんなにすばらしい活動だったとしても、自分の気持ちがついてこなければ継続することは困難だ。


つまり、

過去×未来×現在の方法を探り、すすむ。

これが2番目のど真ん中への道だ。


言葉にするのなら

「過去を振り返り、未来に覆いを馳せるも、常に現在を生きる」

ということではないか。


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