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執筆者の写真yamashina shigeru

「型破り」にならなければならない

人がクリエイティブを発揮する瞬間に携わりたい Vol3


ど真ん中名刺を作らせていただいた方との対談動画です。

闇闇茶会などを手掛ける株式会社フューチャービジョンの坂井宗民さんと対談です。


▼闇闇茶会(あんあんちゃかい)

闇闇茶会とは、目かくしをして視覚以外の感覚を使って一服のお茶を楽しむお茶会です。便利過ぎる今だからこそ、人間がもつ五感に聴くことが生きる上で大切と切に感じます。



型と守破離について


昔は基本の「型」の意味を教えなくても、日常にその所作があった。

陰と陽の世界が日常の生活にあった。

今は生活様式が変わった。


その変わった中でどう教えるか。

なぜこの「型」が大事なのかを教えないといけない。


「型崩れ」「型なし」になってはいけない。

本当は、「型破り」にならなければならない。

これが「破」の世界

 

そこから人から見れば、自由に見える。

けれども、型はしっかりある状態。

それが「離」の世界

 

そういったことを伝えることが大切。



利休七則


 茶は服のよきように点て

 炭は湯の沸くように置き

 花は野にあるように

 夏は涼しく冬は温かに

 刻限は早めに

 降らずとも傘の用意

 相客に心せよ


これはすごくビジネスに当てはまる。


「降らずとも傘の用意」

雨がふる可能性も考えて傘を準備しておく。

これはリスクヘッジの話。


「茶は服のよきように点て」

お客様の様子を見て、お茶を入れる。

これは相手のことをよく観察していないと、お茶も入れられないということ。


「夏は涼しく冬は温かに」

当たり前のこと。

この当たり前のことをやりましょう。

でも、この当たり前が一番難しい。


現代にもすごく通じる内容。

茶道を昔のものにするのではなく、今のものとするように、言い換えも必要。



名刺に記載した自己紹介について


 人を育てる事に残りの人生を使います。

 季節で表すと私は今は実りの秋です。

 立居振舞で人生が変わりました。


年齢を50を超え、いつまで生きることができるか分からない。

これまで学んできたことを知りたい方がいれば教えたい。

そういうことに人生を使っていきたいと思えるようになった。


春がきて、夏がきて、秋がきて、冬が訪れる。

人生もそう。

冬の過ごし方をどうするか。

何もしないか、自己研鑽するか。


冬の過ごし方次第で、春がきて、芽がでる。

秋になれば実が実り、みんなの役に立つ。

そして次の冬がやってくる。

そういった営みも茶道の世界で学ぶことができる。

 

そんなことを自己紹介で伝えることができればと思っている。

つづく。





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