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執筆者の写真yamashina shigeru

あなたとわたし

1対1でその人のお役に立つ Vol3



名刺の裏面の写真の紹介


裏面の上の写真は、ぼくのひいおじいちゃんの住んでいた大杉村の地図。


ど真ん中名刺を作っていく中で、血・育ち・教えの話になったとき、

「血について詳しく調べてみたら」

と言うことになり、ひいいおじいちゃんについて調べることにしました。


血…自分のルーツ、両親の生まれ、ご先祖さまの生まれや仕事、家柄、民族 育ち…幼少のころ、家庭の中で両親からどんな躾、どんな価値観で育てられてたのか 教え…家庭の外で、友や師を通して何を学び、何を気づかされたのか この、血と育ちと教えが今の自分を作っていると言われている。ど真ん中名刺をつくるための「ど真ん中エディットワーク」では、まずはこの血と育ちと教えを振り返るところからスタートする。

 

そこで、叔父に会いに行くと、この地図が載っている本を紹介された。

今から90年ほど前に、ひいおじいちゃんが住んできた大杉村の地図だ。

この地図に「家替え」が頻繁に行われていたと書かれてある。



家替えとは?


Aという大きな家がある。

Bという小さな家がある。


例えば、Aが貧しくなってきたとする。

そのときに、AとBは、家や家具をそのままで、住んでいる人だけ交換する。

Bは、大きな家に替わることで、貧しくなったAにお金や野菜を渡してあげ、Aは生き延びることができる。


この家替えが頻繁に行われるから、この地図の家の名前の場所が正しいと言えない。



そんな家替えが日常にある村の生活を想像すると、家だけではなく、自家用のホウキひとつ考えても、そのホウキは自分が使うためだけではなく、周りと一緒に使うものになっていたはずだ。



当たり前の奥行


そう思ったとき、家という物質だけではなく、ひとりひとりが持っている当たり前、思考、知識、経験など。

それをみんなで自由に使い合う関係になること。


ひとりひとりのあたりまえの奥行は、ものすごく広くて、可能性があるはずだ。

それを恥ずかしげなく、自由に交換できる社会。

名刺を作る前から、同じようなことも考えていたんだけど、改めてその気持ちが強くなった。



ど真ん中名刺を交換するときに、

「あなたの当たり前と、私の当たり前を交換しあいましょう」

っていう気持ちで交換している。

単に自己紹介するだけではない感覚で名刺交換ができる。


人は、大きな学びがあっても忘れてしまうものだが、名刺交換のたびに思いださせてくれる。



今の時代、意味のある物語に価値が生まれ、その価値に対して対価を払うようになってきている。

では、なぜ意味に価値を見出すことができるのか。


それは、人間だからだ。


人類の進化の過程で備わった、目の前にないもの、見えないものを信じる力、想像する力があるからこそ、意味ある物語に価値を見出すことができる。

 

この私は人間だ、という、当たり前すぎて日常疑問にも思わないことも、実はすごく素晴らしいことなのだろう。


まだまだ続く。




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