あなたの価値を見直します
- yamashina shigeru
- 2023年2月22日
- 読了時間: 5分
あなたのオンリーワンビジネスをつくります Vol5(動画はVol6)
有限会社レッドキングの勝山浩一さんとのど真ん中名刺づくり。
今まで培ったコピーライティングのスキル、広告制作のスキルを活かし、会社組織からの独立、起業をサポートする。 特にシニア、女性の自立に貢献していきたい。
前回までで対談が終わり、本格的に名刺づくりがはじまりました。
前回からのつづきです。
(勝山さん)
「シニア向けのSNS講師をしています」と説明すると、そこで話が終わってしまう。
僕自身がやっていることを名刺交換したときに一言で言えるといいなと、長年の課題として感じている。
(山科)
一言で伝えたいのですね。
(勝山さん)
短時間で説明したい。
または、その人の心にひっかかるようなキーワードがあればいいのかもしれない。
そういう意味では最初に話していたときにおっしゃってくれた
「あなたの価値を見直します」
はいいのかも。
(山科)
転職を多くした人が、こんな話をしてくれました。
「転職をするということは自分の自己紹介を何度もアップデートすることになる。
そうすると、自分の価値がわかってくる。」
1つの会社で長く働くと、その会社でしか使えないニッチなスキルに陥ってしまうことがある。
本当は、ニッチなスキルを、ちょっと角度を変えてみる、水平展開してみるなどを試すことで、いろんな才能の活かし方がみえてくるはず。
ずっと同じ環境で働いているから見えていない、これしかできないと思い込んでいるもったいなさ。
そういう方が、自分の所属している会社では価値が高く評価されているので、大丈夫だろうと勘違いして独立する。
(勝山さん)
多いですね。
(山科)
しかし、そのままだとうまくいかない。
ではどうしたらいいのか。
ここで勝山さんが関わり、言語化し、すでにその人の中には価値はあるので、そこに気づいてもらい、ひと工夫加えてあげる。
たとえば、ターゲットを変える、どこで売るのか、どこで収益化するのかを再考する。
(勝山さん)
一度起業はしたものの、うまくいかずにこけた人は誰に頼るのだろうか。
キーワード検索を利用するなら、どんな言葉がいいのだろうか。
(山科)
キーワード検索が必要になるのは、不特定多数にアプローチしようとするときなのではないか。
その人たちが相談するのは、ゆるい繋がりのある知り合いだと思う。
つまり、勝山さんのビジネスは、ゆるやかなつながりを広げていき、なんとなく自分の価値を覚えてもらうこと。
では、何を覚えてもらったらいいのかというと、勝山さんのキャラクターなのではないか。
「失敗談を楽しめたらいいよね」って言ってくれそうなキャラクター。
本人も人生遊んでいるなっていう雰囲気があること。
真面目なコンサルには相談できないけど、勝山さんなら話せそうという雰囲気。
こけた人に、
「僕を見てごらんよ、人生楽しいよ」という考えや、緩くしなやかに生きていくための小技だったり、でも本気でやるのなら大きくもなれるよっていうアイデアだったり。
それが伝わる人生観やキャラクターのおもしろさを名刺に表現できればいいのかな。
その瞬間はビジネスに直接につながらなくても、長くお付き合いする中で思い出してもらえるか。
(勝山さん)
相談を受けやすいような名刺になるといい。
(山科)
そうなると「高単価化ビジネスデザイナー」という肩書は少し固いように思う。
(勝山さん)
ヒアリングは得意なんです。
黙って聴くことができるスキルはある。
最近思ったのは、コピーライターはすでにできている商品を売ることがほとんど。
しかし、個人の無形商品の場合は、商品づくりから関われるので、すごく楽しい。
商品開発段階でコンセプトがないまま作られた商品に対して、コピーライトを考えてほしいという仕事がある。
そういう仕事に関わってくると、どんな商品コンセプトだと売れていくのかが、分かってくる。
だけど、もう商品は完成してしまっているので、やり直しがきかない。
それなら、根源的なところから関わってマーケットに合う商品を一緒に考えていきたい。
商品コンセプトさえしっかりあれば、キャッチフレーズを考えるのはすごく簡単。
それができるのが、個人の無形商品なので、それが面白くてやっているのかもしれない。
(山科)
商品コンセプトから関わることの意味はもうひとつあるのではないか。
コンセプトから話し合うことできていれば、成功しようが失敗しようが、納得できるし、反省もできるはず。
自分のモチベーションが全然変わるはず。
(勝山さん)
お客様の価値を言語化し、気づかせてあげるというのはすごくわかる。
そうなると、コピーライターを長年してきたスキルに繋がっていく。
(山科)
ほとんどの方は自分の価値を言語化できない。
またはできないと思い込んでいる。
起業するとき、本当はそこを考えることが重要なはず。
ど真ん中エディットワークのようにmust、needs,wantsや、自分の立ち位置、動機はどこからきたんだっけ、諦めない理由は何か、自分のやろうとしていることがどんな存在価値に変わるだろうか…、それを自分の言葉で語れるかどうかがすごく重要で、そこに物語がしっかりあれば、商品説明をブレずに語ることができるはず。
でも多くの場合、そこを言語化しないままスタートしてしまう。
そうなると、その場その場で人を説得しようとしてしまう。
でも人が聴きたいのは、その人の想い。
そこを語らずビジネスを進めようとしても、仲間が増えていかないはず。
そこを真剣に考えることはすごく重要なはず。
考える習慣がみんなあるわけではないので、そこを聴いてあげて言葉を拾ってあげる伴走者は必要だと思う。
(勝山さん)
ヒアリングすると、結構お客様自身が「本質の言葉」を言っている。
でも、それを気づいていない。
(山科)
人は、自分を客観的に見ることができないものなので、人に話を聞いてもらうという文化は必要になってくるはず。
つづく。
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