いろんなところに港をつくりなさい
- yamashina shigeru
- 5月3日
- 読了時間: 3分
旅人な生き方(1)
農業を手伝いながら旅人な生き方を目指す、河岸祐夏さんとのど真ん中名刺づくり。
大学卒業と同時に、困難を抱えた青少年たちが農作業を中心に共同生活を送りながら協調性・忍耐力・責任感を少しずつ身につける「はぐれ雲」で、一緒に共同生活をしながら働いている。
はぐれ雲
今回は、ど真ん中エディットワークをせずに、最初から対話をしながら名刺をつくっていきます。
(河岸)
今は、屋号も肩書も、何もない状態。
しかし、旅人という職業をやりたい。
農業をしながら旅をしたい。
人手が足りなくて困っている農家さんのところで手伝いながら旅をしたい。
(山科)
きっと、社会にはそんな旅人のような生活をしている人は思っている以上にいると思う。
ぼくも養蜂をしているけど、大規模な養蜂家は、日本全国を移動しながら採蜜をする仕事もある。
五箇山の合掌造りの茅葺屋根の仕事など、いろいろあるんだと思う。
(河岸)
ひとりでも旅人につながると、知らなかっただけで、旅人ネットワークのようなものがある。
旅人という生き方があることを知り、こういう生き方をしようと決めた。
(山科)
今の話には、いろんな要素が含まれているなと思う。
・誰かを応援すること、手伝うことが大事なのか。
・農業がしたいのか。
・旅人がしたいのか。
(河岸)
いずれ自分の農園を持ちたい。
旅は、そのための経験値を増やすための修行のようなもの。
ある県にいったとき、高齢の農家さんに出会い、収穫を手伝ってほしいという声を聞いた。
そういった農家さんを応援したい気持ちが半分、自分が経験を積むために仕事をくださいという気持ちが半分。
農業をやりたいと思ったきっかけは、中学生のころ、学校が嫌だなと思ってた時期に、石川県の畑で家族水入らずでの農業体験をした。
それがテーマパークへ行くよりも幸せだったんです。
スマホも見ず、ただひたすら土を耕すことが心地よかった。
その経験もあり、農業なら自分はやっていけるかもという気持ちが芽生えた。
それがきっかけ。
旅人は、農業がしたいという理由で大学時代に県外に何か所か見学にいった。
そのときに出会った若者の居場所づくりをされている代表が、
「人生は大航海みたいなもの、いろんなところに港をつくりなさい」と。
旅をして、日本全国につながりを作って、たまに連絡をしあえる港をつくりたい。
「港をつくりなさい」という言葉に出会って、旅をしようと思った。
そして、農業と旅がつながって今の生き方がある。
つづく。
Comments