新年一発目の朝活大学素読会がありました。
物を格して后知至る。 知至りて后意誠なり。 意誠にして后心正し。 心正して后身修まる。 身修まりて后家齊う。 家齊いて后國治まる。 國治まりて后天下平らかなり。
今回は 「家齊いて后國治まる。」
の部分を少し詳しく見ていきました。
その家教う可からずして 能く人を教うる者は之れ無し。
自分の家族に教えを伝えることができない者が、人を教え導くことなどできない。
「お前の家はどうだ」と問われたらおしまいだ。 そんな解説があります。
だからこそ、リーダーは家を出なくても教えを国に広めることができるし、国を立派にできるんだと。
なぜか。
親孝行は、リーダーに仕える学びがあり 兄弟関係は、現場での主従関係を学ぶことになり 慈は、社会全体を想う気持ちを養う
ただ問題は 家の継承がなくなった。 財産の継承はあっても精神の継承はない。 ここをどう考えていくべきだろうか。
伊與田さんの解説に書かれてあった最後の言葉だ。
ど真ん中エディットワークもそうだけど、自分を深く振り返ることをしようとすると、どうしても自分のルーツ、幼少期を振り返ることに繋がっていく。
ただ、自分を振り返るときは、そうやって両親やご先祖を意識するにも関わらず、それを次世代に繋ぐという意識があるのかどうか。
そもそも、これだけ個の時代と言われているときに、精神の継承自体がいいことなのかどうなのか、そこに無意識にブレーキをかけてしまうことがある。
そんな時に、古典にあるような時代や人が変化しようが変わらない価値に向き合うことはすごく大事なことのように感じる。
次回1月26日7時からzoom開催
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