人がクリエイティブを発揮する瞬間に携わりたい Vol2
ど真ん中名刺を作らせていただいた方との対談動画です。
闇闇茶会などを手掛ける株式会社フューチャービジョンの坂井宗民さんと対談です。
前回のつづきとなります。
▼闇闇茶会(あんあんちゃかい)
闇闇茶会とは、目かくしをして視覚以外の感覚を使って一服のお茶を楽しむお茶会です。便利過ぎる今だからこそ、人間がもつ五感に聴くことが生きる上で大切と切に感じます。
20代から30代にかけて、働く理由はお金のためだった。
それが、ここ数年、働く意味が変わってきた。
働くとは、ただお金のためじゃなく、人の成長に関わるということが喜びになってきた。
喜びプラス、自分に価値があるのなら、その価値に見合った対価をいただきたい。
そんなふうに変わってきた。
今は、スキル+αが必要な時代になってきている。
お茶を習う意味
お茶室はパワースポットで、そこでいろんなパワーが宿ると思ってきた。
でも子どもたちに教えることを始めると、そんな話は通用しなくなった。
「お茶って何だろう」を考えつづけた。
子どもって大人みたいに忖度がないので、嫌なことは嫌だと、やらない。
では、子どもがどんなことなら理解するかというと、先生が子どもに教えたルールを先生も必ず守っていること。
誰かに注意したことを自分も守れていること。
それが見えない空気感に漂うその人の雰囲気になっていくのだと思う。
茶道は、江戸時代は武士の嗜み。
陰陽、バランス感覚を磨く場だった。
明治から良妻賢母を育てる習い事になった。
良家に行けるパスポートのようなイメージ。
では、今はどんな意味があるのか。
立ち振る舞いは、自分がやりたいことがあるのなら、その人となりを育てるツールだと思う。
モノの扱い方や、神経を四方八方に行き渡して、見てないようで見てる感覚など。
一種の上に立つ者の嗜みだと思っている。
名のある社長さんの物の扱いは丁寧。
それも立ち振る舞い。
意識してしているのではなく、日頃からしている振る舞いなんだろう。
それを教えてくれるところはないから、茶道という場で教えましょうと。
たとえば、やりたいことがあり、ある程度のレベルの高い人と話をしたいと思った時、その方と話をする上で見合った立ち振る舞いができないと、会える状況やチャンスは訪れないのではないか。
つづく。
Comments