コンプレックスは武器になる
デザイナー コシノジュンコ
(致知 2023,2月号より抜粋)
すべては1人から始まる。
「大」という字は「一人」という文字から成り立っています。 誰かに頼ることなく、一人立つ覚悟を決めること。 すべては1人から始まるというのが私の実感です。 空を飛ぶ鳥にも、海を泳ぐ魚にも、群れには必ず先頭がいます。
人間とは脆いもので、意気揚々と歩んでいても、ちょっとしたことで躓き、落ち込んでしまうものです。
けれども自分自身の生き方を持っている人は強く、どんなに躓いても必ず立ち上がり、再び歩き始めることができます。
その先に何が待っているかは誰にも分かりません。
もしかしたら失敗が待っているかもしれない。
それでも私はやる。
そう覚悟を決め、勇気を持って前進を続ければ、大抵のことはやり遂げられるものです。
今年から「すべては1人から始まる」勉強会をはじめます。
そう思った矢先に出逢った文章でした。
コシノさんの文章でみえてくるのは、一人立つ覚悟というのは行動と直結しているということ。
ただ、もう一歩進めると、その覚悟はなぜ生まれたのか。
ここを深堀りすることが大事なんだろうなと思っている。
覚悟を深堀りすると、いろいろ見えてくることがある。
そしてこのどちらかにたどり着くのではないか。
①ストーリー理解で納得できること
②ストーリー理解で納得できないこと
①は、幼少期にこんな影響を受けたからこそ、といったように過去現在未来を繋いだストーリーの中に、覚悟を決めた理由がある場合。
②は、なぜこの想いに至ったのかをずっと遡っていくと、究極分からない。
もしかすると、昔のことすぎて忘れている可能性もある。
忘れているか、まるっきり思い付きか、直観か。
すべては1人から始まる。
ど真ん中エディットワークでは、①のストーリーを紡いでいくことをするのだが、実はもっと深いところに②のような自分でも分からないことがあるように感じている。
であるならば、直観とは何か。
その辺を一度探ってみようと思う。
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